診療案内
治療方針
三重大学大学院医学系研究科胸部心臓血管外科学教室の呼吸器外科部門として、診療、教育、研究を担当しています。呼吸器内科、放射線画像診断科・治療科、病理部、オーダーメイド治療部、腫瘍内科などと協力し、集学的治療、先進医療を実施。肺がんでは組織型、進行度、患者さんの状態により適切な診断、治療法(いくつかの方法を組み合わせることが普通)はそれぞれ異なるので、最適の治療法(手術は治療のワンステップ)を提供しています。
主な診療内容
年間の手術件数は200例以上で、約95%で胸腔鏡手術による低侵襲手術を実施しており、術後翌朝から平常食を開始、歩行が可能で、大多数の患者様は術後7日前後に退院されます。
疾患は原発性肺がんが約120例、転移性肺がんが約40例と腫瘍性肺疾患が中心ですが、悪性胸膜中皮腫、縦隔腫瘍、重症筋無力症、漏斗胸、手掌多汗症、自然気胸などの呼吸器疾患全般に対する外科治療を行っています。
また、診断確定、治療方針決定のための外科的診断も行っています。
得意とする分野
- 胸腔鏡肺切除
- 胸腔鏡縦隔手術(胸骨非切開)
- 根治的縮小手術: CTで発見される早期肺がんに対しては、呼吸機能を温存できる根治的縮小手術を積極的に施行し、標準手術と同等の治療成績を得ています。
- 集学的治療: PET-CT、CTガイド下生検等、精度の高い診断(画像診断科)による適切な治療計画と、呼吸器内科での術前あるいは術後化学療法(多くは外来通院)により、近年の治療成績の向上は著しい。従来では有効な治療法がなかった多発病変、再発病変や気道内病変に対し、経皮的ラジオ波焼灼術、経気管支鏡治療などが可能(放射線治療科との共同治療)で、治療の選択肢が広がっています。
- がん病死以外での死亡例も含めた原発性非小細胞肺がん手術後5年生存率は、病理病期Ia期85.9%、Ib期79.4%、IIa期78.8%、IIb期63.1%、IIIa期52.6%、IIIb期33.1%、IV期0%です(1998年以降の手術例)
高度先進・特殊医療
呼吸器外科専門医合同委員会基幹施設
- 最近増加が著しい早期肺がんでは術前HRCT、PET検査で詳細な検査にて適応を確定して根治的縮小手術や胸腔鏡併用手術の適応を広げています。
特徴的な検査・医療設備
- 内視鏡手術支援システム ダヴィンチ
- ハイビジョン胸腔鏡手術支援システム
- 蛍光内視鏡手術システム
- 気管支鏡ナビゲーションシステム
- 経気管支鏡的超音波診断システム
- 経気管支的気管支ステント、塞栓子
専門外来・特殊外来
- 外来診療:月・水・金
- セカンド・オピニオンの受け方:月・金の午前(高尾医師) 要予約(電話で受診日時は決定)
検査データと診療情報提供書(紹介状)を持参してください。料金は1回につき16,200円
スタッフ紹介
科長・教授 | |
高尾仁二 |
専門分野
日本肺癌学会理事、呼吸器外科専門医、外科指導医、胸部外科学会・呼吸器外科学会・肺癌学会・呼吸器学会・呼吸器内視鏡学会評議員、がん治療認定医(指導責任者)、気管支鏡指導医、呼吸器指導医
副科長・准教授 | |
島本亮 |
専門分野
呼吸器外科専門医、外科指導医、胸部外科学会指導医、がん治療認定医(指導責任者)、気管支鏡指導医、呼吸器専門医、結核・抗酸菌症認定医、インフェクションコントロールドクター、産業医、ロボット支援手術コンソール医師
准教授 (臨床研究開発センター) |
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川口晃司 |
専門分野
呼吸器外科専門医、ロボット手術プロクター及びメンター、ロボット外科専門医国内Aクラス、
胸膜中皮腫手術 胸腺腫瘍・重症筋無力症手術、外科学会指導医
助教 | |
金田真吏 |
専門分野
胸腔鏡手術、外科専門医
医員 | |
伊藤大介 |
専門分野
外来担当医表
2024.9.30 更新
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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初診 |
川口晃司 |
休診 | 島本 亮 | 休診 | 高尾仁二 島本 亮 |
再診 | 川口晃司 高尾仁二 島本 亮 |
休診 |
島本 亮 |
休診 | 高尾仁二 島本 亮 金田真吏 |
- 初診紹介状が必要となります。
※初診に関して、担当の医師が不在の場合がございますので、あらかじめ呼吸器外科にお問い合わせください。
休診・代診のお知らせ
休診 |
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