施設の概要

運営方針・運営体制

2015年4月より高度生殖医療センターを開設しました。挙児を希望される方に必要な検査、治療を行っていきます。一般不妊治療を始め、難治不妊症の方に体外受精、顕微授精などの高度生殖医療技術による治療も提供しています。
合併症をお持ちの方、治療によって生殖機能が障害されうる方などを対象として周産期部門や婦人科部門、また他科とも綿密に連携を取り合いながら診療を進めていけることが特徴です。
不育症の精査や治療も積極的に行っています。男性側の不妊因子が考えられた場合にも、泌尿器科と共に診察に取り組んでいます。
さらに今後、遺伝子診断や再生医学など先進的な生殖医療技術を開発し、臨床に応用していきたいと考えています。

⇒外来担当医表

 

主な診療内容

  • 一般不妊検査
  • 一般不妊治療(タイミング療法、人工授精(IUI))
  • 生殖補助技術(体外受精、顕微授精、胚移植、胚凍結保存)
  • 不育症検査、治療
  • 妊孕性温存治療(卵子凍結、受精胚凍結、精子凍結、卵巣凍結)

受診される方へ

近年がん生殖医療に対する需要が高まっており、三重県内のがん拠点病院と連携をはかりながらスムーズに妊孕性温存療法を進めていけるようにネットワークを構築しています。2017年秋からは、卵巣凍結も開始しています。妊孕性温存療法中の患者さまには、専門の心理士や看護師を含めた医療チームが治療のサポートをいたします。

主な検査・先端機器

  • 子宮卵管造影検査(透視下)
  • 卵管鏡下卵管形成術
  • 子宮鏡下子宮内膜ポリープ切除術
  • MD-TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)
  • 鍼灸治療/漢方外来(麻酔科へ紹介)

スタッフ紹介

役職 氏名 専門分野・資格など
科長 教授 池田智明 日本産科婦人科学会認定医、母体・胎児専門医暫定指導医、母体保護法指定医
助教 外来医長 前沢忠志 生殖医療 日本産科婦人科学会専門医、アソシエートメンター
助教 西岡美喜子 生殖医療 日本産科婦人科学会専門医
医員 北野裕子 生殖医療 日本産科婦人科学会専門医
助教 胚培養士 武内大輝 生殖医学、幹細胞生物学
胚培養士 東本誠也 生殖医学
胚培養士 真柄栄梨 生殖医学