施設の概要

運営方針・運営体制

当センターでは、医師、臨床検査技師(Sonographer)が協力し、高性能超音波診断装置を効率的に用いて、心臓・血管、腹部臓器(肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓など)、表在臓器(乳腺・甲状腺など)等を対象に、スクリーニング検査、疾患の原因精査、術前詳細評価、術後経過観察など広範な臨床ニーズにお応えできるよう運営しています。また、大学病院の使命である教育(研修医の受け入れ)、研究活動にも力を入れており、日々研鑽を積んでおります。

業務内容

  • 高性能超音波診断装置(3Dやストレインを駆使)を用いた心機能評価や弁膜症重症度評価
  • Structural Heart Diseaseにおける適応判断のための経食道心エコー検査
  • 肺高血圧・肺血栓塞栓症など右心機能詳細評価
  • 先天性心疾患の診断、成人先天性心疾患の経過観察
  • 肝線維化定量評価(Share Wave Elastgraphy)、肝脂肪化定量的評価(Attenuation Imaging)、Ultrasound Guided Attenuation Parameter、さらに造血幹細胞移植後合併症の一つである肝類洞閉塞症候群(SOS)の評価といった専門的精査
  • 血管エコー:下肢静脈では、Dダイマー上昇時、術前・術後、下肢腫脹時の深部静脈血栓症のチェック、下肢動脈ではABIやTBI低下時、動脈の狭窄部位、その程度の評価
  • 血管センターとの連携:主に頸動脈、腹部大動脈、腎動脈、下肢動脈、バスキュラーアクセスなどの治療を視野に入れた精密エコー検査
  • カテ室へ出向し下肢動脈血管内治療のエコーガイド治療のアシスト
  • 乳腺センターにて乳腺腫瘤の精査、治療後の経過観察

スタッフ紹介

役職 氏名 専門分野・資格など
センター長 土肥薫 循環器内科・心不全・弁膜症・心エコー
副センター長 内田文也 循環機能生理検査・心エコー・心臓電気生理・超音波検査士(循環器・消化器・体表)