施設の概要

運営方針・運営体制

病理部は1996年に設置され、医師3名と臨床検査技師4名(細胞検査士不在)でスタートし、現在では主に診断に携わる医師は9名(うち病理・細胞診専門医5名)、臨床検査技師10名(うち細胞検査士8名)となりました。また、医師は、悪性腫瘍、皮膚疾患、神経疾患等の専門医から構成されています。
現在、高度先進医療に対応すべく診断機能および教育の充実、精度管理の維持向上をはかり、最終的に地域医療への貢献を目指しております。

業務内容

病理部では、臨床各科から提出される手術材料や生体材料の標本を作製し、病理組織診断及び細胞診断を行っています。
直接患者さまを診察することはありませんが、病理部でなされる病理診断によって、多くの患者さまの病名や治療方針が決定されています。
各種の免疫組織化学染色や特殊染色などの結果を踏まえ、病気がどのような性質をもっているのかを推測し、また様々な遺伝子検査に使用する検体を提供するなど、各科と協力しながら患者さまの治療に取り組んでいます。
さらに医学部修復再生病理学および腫瘍病理学講座とともに病理解剖も担当しており、それらを通じて医療の質の検証、向上を目指しています。

診療実績(病理解剖は学内症例数)

  • 2015年。病理組織診断8511件、細胞診9566件、術中迅速959件、病理解剖14件
  • 2016年。病理組織診断9345件、細胞診9964件、術中迅速1040件、病理解剖23件
  • 2017年。病理組織診断9201件、細胞診9776件、術中迅速1000件、病理解剖9件
  • 2018年。病理組織診断9645件、細胞診9319件、術中迅速1026件、病理解剖20件
  • 2019年。病理組織診断9550件、細胞診8307件、術中迅速914件、病理解剖18件
  • 2020年。病理組織診断9088件、細胞診7500件、術中迅速798件、病理解剖10件
  • 2021年。病理組織診断8830件、細胞診7693件、術中迅速733件、病理解剖14件
  • 2022年。病理組織診断8950件、細胞診7505件、術中迅速689件、病理解剖22件
  • 2023年。病理組織診断9303件、細胞診7644件、術中迅速749件、病理解剖22件

スタッフ紹介

役職 氏名 専門分野・資格など
部長 教授 渡邉昌俊 病理専門医、分子病理専門医、細胞診専門医、臨床検査専門医、臨床検査管理医
副部長 准教授 今井裕 病理専門医、分子病理専門医、細胞診専門医、臨床検査専門医
講師(がん支援センター) 小塚祐司 病理専門医、細胞診専門医、臨床検査専門医
助教(腫瘍病理学) 林昭伸 病理専門医、細胞診専門医
助教 湯淺博登 病理専門医、細胞診専門医
助教 三室マヤ 神経病理専門医