施設の概要
運営方針・運営体制
Aiセンターは患者さんに直接お目にかかることはありませんが、Ai(オートプシーイメージング、死亡時画像診断)の実施を通して、医療の質の向上や県民の皆様の安心に貢献しています。
Ai(オートプシーイメージング、死亡時画像診断)について
Aiは死亡時にCTを中心とした画像診断を行い、死因究明の一助とする方法ですが、非外傷死の3割程度、外傷死のほとんどの事例で死因の推定が可能となるといわれています。また、より的確な死因究明に貢献するだけでなく、医療施設で亡くなった方については診療行為関連死に関連する調査、医療施設以外で亡くなった方については事件性の有無に関係する調査においても威力を発揮します。
当センターについて
当センターは平成21年9月に中央部門として設立されました。当院におけるAiは、平成15~17年ごろから救急部門を中心に開始され、平成18年(2006年9月)には医療の質・倫理検討委員会において推奨される院内での公式のシステムとなりました。その後、Aiの社会的ニーズの高まりを受けて、Aiの質を高め、外部からの要請にも対応が可能なように、独立したセンターとして設置されたものです。中央放射線部が主体となって運用されていますが、Ai症例検討会を開催するなど、組織横断的な活動も行っています。
当院はAiの先進的な施設として、また、国立大学附属病院における草分けとして、積極的にAiに関わってきており、Ai学会によって、Ai認定施設(施設A)に認定されています。
業務内容
- 院内死亡事例に対するAiの施行(撮影・読影)
- 他の医療機関からの依頼によるAi画像の読影
- 三重県警からの依頼による医療施設外で死亡した事例のAiの施行(撮影・読影)
- Ai症例検討会の開催
主な検査・先端機器
- CT
- 必要に応じてMRIによる死後画像の撮影、診断
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 専門分野・資格など |
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センター長 | 兼児敏浩 | |
助教 | 久保岡牧子 |