当院の救命救急センターが、厚生労働省「令和3年救命救急センター充実段階評価」で3年連続のS評価となりました

三重大学病院の救命救急センターは、厚生労働省が発表した「令和3年救命救急センターの充実段階評価」において、3年連続で4段階のうち最も高い「S」評価を受けました。

この評価は、厚生労働省が、全国の救急医療体制を強化することを目的に毎年行っているもので、令和3年は全国298の救命救急センターが対象となりました。前年に引き続き、今回も各センターにおける新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、評価項目については一部を除外、または影響度に基づき配慮された例外的なものが採用されました。

当院のセンターは、この評価項目での合計点が73ポイント、3年連続で該当する是正項目はなく、県内で唯一のS評価となりました。 今回S評価を受けた救急救命センターは、当院を含め全国で96施設、国立大学法人附属病院のセンターとしては29施設中16施設でした。

当院は、2010年6月に国が指定する救命救急センターに認定され、三重県の三次救急医療を支えるべく、救急専門医を含む専従医師の確保や育成、診療科を超えた医師や専門技師とのチーム医療など、体制の強化を継続しております。また、今年は、三重県のドクターヘリの運用を担ってから10年目を迎えました。
2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降は、当院の救命救急・総合集中治療センターが、新型コロナウイルス感染症の、特に重症者を受け入れ、人工呼吸管理や体外式膜型人工肺(ECMO)などの専門医療を行うなど、センターとして責任の範囲が広がりました。
今後も、三重県の救急医療の最後の砦として、地域医療に貢献できるよう引き続き尽力していきたいと考えております。

厚生労働省が発表した「令和3年救命救急センターの充実段階評価」については、下記をご参照ください。
救命救急センターの評価結果(令和3年)について(厚生労働省HP)

救命救急センターとは:
地域における重篤かつ複数の診療科にわたる救急患者への医療を確保するために国が指定する三次救急医療機関