三重大学医学部生からリボンズハウスに手作りタオル帽子が届きました

7月6日(火)、三重大学医学部の学生ボランティアが、がん治療により一時的に脱毛される方にご利用いただきたいと、手作りの「タオル帽子」を当院のリボンズハウスに届けてくれました。

このタオル帽子を作ってくれたのは、体育会系のクラブに所属するのべ18名の学生。コロナ禍で部活動も自粛となった期間に、患者さんのために何かできないかと取り組み、3月にも届けに来てくれました。
中には、裁縫針と糸を初めて持ったという学生や、お母さまに教わりながら縫い上げたという学生もいたそうで、メンバーを代表して届けてくれた学生は、「使用するタオルの選び方から大きさまで、各自が実際に着用される患者さんを想像しながら考え、縫いました。少しでも力になれていたら嬉しいです」と話してくれました。

リボンズハウスを担当する堀口看護師長は、「これまで、三重県がん相談支援センターでがんサバイバーの方々が集まってタオル帽子を手作りし、当院へ寄付いただいていました。ところが、コロナ禍でこのボランティア活動が叶わなくなり、リボンズハウスでお配りしているタオル帽子が不足しておりました。患者さんにとって、タオル帽子は抗がん剤治療を続けていくことへのエールであったり、脱毛などに落ち込む気持ちに寄り添ってくれる意味があると思います。学生さんたちの思いも含めて、患者さんに届けていきます。本当にありがとうございました」と答えていました。

患者さんからの評判も上々のようで、リボンズハウスの職員の一人、國分さんは、「学生さんが作っていただいたお帽子ということをお伝えすると、患者さんはみなさんとても喜んで手に取られ、『学生の時からこのような患者さんに寄り添った活動をされていることが素晴らしい!』といったコメントと共にとても感動されてみえます」と話していました。

学生が一生懸命手作りしてくれた計27のタオル帽子は、当院のリボンズハウスで必要とされる方に無料で配布しております。
*先着順でお配りしているため、ご希望に沿えない場合もあります。

リボンズハウス
https://www.hosp.mie-u.ac.jp/ca-center/soudan/ribbons_house/
お問合せ: 059-231-5771(平日9:00~16:00)