当院の救命救急センターが厚生労働省の「令和2年救命救急センター充実段階評価」で前回に引き続きS評価となりました

当院の救命救急センターは、厚生労働省が発表した「令和2年救命救急センターの充実段階評価」において、平成31年~令和元年度に引き続き、最も高い「S」評価を受けました。

この評価は、厚生労働省が全国の救急医療体制の強化を促すことを目的に毎年行っているもので、令和2年度は、全国295の救急救命センターが対象となりました。今回は、各救命救急センターが新型コロナウイルス感染症の影響を受けていることを踏まえ、評価項目については一部を除外された例外的なものが採用されました。

当院のセンターは、この例外的な評価項目における合計点で60ポイント、前年度に引き続き、該当する是正項目もなく、県内で唯一の「S」評価となりました。この評価でS評価を受けた救急救命センターは、当院を含め全国で104施設、国立大学法人附属病院のセンターでは15施設となっています。また全センターの合計点の平均は、53.7ポイントでした。

当院は、2010年6月に国が指定する救命救急センターに認定され、三重県の三次救急医療を支えるべく、救急専門医を含む専従の医師数、診療科を超えた医師や専門技師と連携したチーム医療など、体制の強化を継続しております。また、救急医療領域での人材育成も継続的な取り組みとしています。
引き続き院内外の関係機関と連携し、地域医療に貢献できる救急救命に尽力していきたいと考えております。

厚生労働省が発表した「令和2年救命救急センターの充実段階評価」については、下記をご参照ください。
救命救急センターの評価結果(令和2年)について

*救命救急センターとは、地域における重篤かつ複数の診療科にわたる救急患者への医療を確保するために国が指定する三次救急医療機関です。
*各センターの充実度は「S」、「A」、「B」、「C」の4段階で示されます。例年は、40以上の項目で評価が行われ、100点満点中92点以上かつ是正項目がない場合にのみ「S」評価となります。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、16項目が評価から除外されて行われました。