当院 救命救急センターが充実段階評価で『S』を取得しました

救命救急センターの充実段階評価で「S」評価を取得

当院の救命救急センター*1は、この度、厚生労働省が発表した「平成31年~令和元年度救命救急センターの充実段階評価」において、最も高い「S」評価*2を受けました。
この評価は、救命救急センターの機能や質の向上を通じて、全国の救急医療体制の強化を促すことを目的に、厚生労働省が全国292の救急救命センターを対象に実施したものです*3。
当院は、合計点で94ポイント、是正項目の該当もなく、県内で唯一の「S」評価となりました。
この評価でS評価を受けた救急救命センターは、当院を含め全国で76施設、国立大学法人附属病院のセンターでは10施設のみとなっています。

当院では、2010年6月に国が指定する救命救急センターに認定されて以来、三重県の三次救急医療を支えるべく、体制の強化を継続しております。救急専門医を含む専従の医師数では国内最高水準になるとともに、診療科を超えた医師や専門技師との強力な連携を可能にするチーム医療の体制も整備しています。また、救急医療における人材育成にも引き続き積極的に取り組んでおります。
こうした取り組みの中、本充実段階評価においても、昨年度から大幅にポイントを上げ、昨年度のA評価から今年度は最高ランクのS評価となりました。
今後も、院内外の関係機関と連携し、地域医療に貢献できる救急救命にさらに尽力していきたいと考えております。

*1)救命救急センターとは、地域における重篤かつ複数の診療科にわたる救急患者への医療を確保するために国が指定する三次救急医療機関。
*2)各センターの充実度は「S」、「A」、「B」、「C」の4段階で示されます。評価は40以上の項目で行われ、100点満点中92点以上かつ是正項目がない場合にのみ「S」評価となります。
*3)重篤患者に対応できる診療体制、地域の救急医療への支援体制、救急医療における人材育成、災害対策に関わる全45項目に対して点数で評価されるとともに、是正を要する項目からもチェックが実施されています。