患者さんへ

三重大学病院の喫煙に対する姿勢

敷地内禁煙

三重大学病院は、敷地内全面禁煙です。
病院敷地内のみならず、隣接した場所での喫煙は地域の方々のご迷惑になりますので、ご遠慮ください。

三重大学病院は患者様、そのご家族、地域の皆様の健康を守りたいと考えています。タバコは喫煙者だけではなく周囲の人々の健康にも悪影響を及ぼしかねません。三重県唯一の大学病院として、喫煙の健康被害について社会に啓発していくのも我々の使命の一つと考え、積極的に声を上げることにしました。病院の敷地内は全面禁煙です。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

1.喫煙者の健康被害を減らす

タバコの煙には、4,000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち60種類の発がん性物質も含まれます。さらにタバコの煙に含まれるニコチンは、麻薬にも劣らない依存性をもつ薬物です。長期にわたる喫煙は、各種臓器、組織に障害を起こします。特にがん、虚血性心疾患(狭心症、心筋こうそく)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は喫煙による影響が大きく喫煙関連三大疾患と呼ばれています。
喫煙による健康被害は科学的にも明らかであり、喫煙者が健康被害に陥っていくのを我々は放置するわけにはいきません。
喫煙者は非喫煙者と比べて寿命が約10年短くなると言われていますが、禁煙をすれば取り戻すことができます。大学病院として禁煙指導や啓発活動を行うことで、喫煙者に禁煙について考える機会を提供していきます。

2.受動喫煙を防ぐ

喫煙による被害は、喫煙者はもとより受動喫煙者においても重大なものとなります。受動喫煙により虚血性心疾患で死亡する危険性が高くなることや脳卒中、喘息、肺癌などを発症する危険性が高くなることが知られています。
タバコから出る煙や喫煙者が吐き出した煙を吸う二次喫煙以外にも、喫煙者本人の髪や衣服に付着したタバコに含まれる有害物質や喫煙した屋内の壁や床に付着した有害物質が後に浮遊して起きる三次喫煙(サードハンドスモーク)の有害性についても問題視されています。
空気清浄機、換気、分煙などでは完全に受動喫煙を防ぐことはできず、すべての人々を受動喫煙から守るためには公共の場所は完全に禁煙にする必要があります。
特に大学病院は多くの人が集まる公共性の高い場所です。喫煙者と非喫煙者がお互いの立場を理解、尊重し、すべての人が健康で快適に過ごすことができる環境を実現するためにご協力をお願いします。

三重大学病院 病院長 伊藤正明
禁煙活動WG長 竹村洋典