施設の概要

運営方針・運営体制

緩和ケアは、がんなどの生命をおびやかす病気にかかったときに生じる痛みなどの身体症状、不安などの心のつらさ、経済的問題、家族への思いなど様々な苦痛を、多職種・多業種によるチーム医療やサポートを行って和らげるケアのことです。医師、看護師、薬剤師のほか、臨床心理士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、作業療法士、鍼灸師などの専門職が対応します。
三重大学医学部附属病院緩和ケアセンターは2014年4月1日に開設され、緩和ケアチームや緩和ケア外来を有機的に統合し、院内での専門的緩和ケアの継続的な提供を行っています。また、院内外の関連部署や地域医療機関と連携し、地域での継続的な緩和ケアの提供を目指して活動しています。
がんの高度な疼痛に関しては、薬物療法だけではなく、麻酔科・ペインクリニックや放射線科と連携し、神経ブロック療法、放射線治療、IVR治療を実施したり、理学療法、鍼灸療法との連携を図り、症状緩和に努めています。

業務内容

  • 大学病院入院中の患者および家族への緩和ケア診療
  • 大学病院外来での患者および家族への緩和ケア診療
  • 緩和ケアチームラウンドによる院内医療者への緩和ケアコンサルテーション
  • 地域医療機関への緩和ケアコンサルテーション
  • 地域の緩和ケアネットワーク構築
  • 医療者を対象とした緩和ケアに関する研修・セミナーの開催
  • 市民、住民への緩和ケア啓発活動

受診される方へ

大学病院の緩和ケア外来は完全予約制です。
受診希望の方は、主治医・担当医にまずお問い合わせください。

地域の医療スタッフ対象の「緩和ケア相談窓口」を開設しております。

スタッフ紹介

役職 氏名 専門分野・資格など
センター長 松原貴子 緩和医療学会専門医
助教 竹口有美 緩和医療
副センター長・ジェネラルマネージャー 河野由貴 看護師長
専従看護師 堀口美穂 がん専門看護師
専従看護師 長谷川真紀 緩和ケア認定看護師

緩和ケアに携わるスタッフ

  • 医師(緩和ケア医、精神腫瘍医、ペインクリニック医、消化器外科医、小児科医、呼吸器内科医、婦人科医)
  • 看護師(がん看護専門看護師、緩和ケア認定看護師、ほか)
  • 薬剤師(がん専門薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、ほか)
  • 公認心理士・臨床心理士
  • 管理栄養士
  • 作業療法士
  • 理学療法士
  • 鍼灸師
  • 医療社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)