痛みに対する生活者としてのアプローチを学ぶ

担当:丸山一男

目 的

新聞、雑誌、マスコミなどで頻繁に取り上げられている、痛みに対する一般社会で話題となることの多い以下の内容を、医療系学生として理解する。

到達目標

医療系学生として、痛み対策として、一般社会人が行っている取組についての医学的理解を深め、体験することにより、痛みを持つ生活者とのコミュニカーションを深める能
力を身につける。


スケジュール

午 前
●オリエンテーション
●座 学

  • 腰痛・筋肉痛の起こる仕組み
  • 漢方薬の効果
  • 鍼灸とは
  • 身体に対する東洋医学的な見方
  • 体操、姿勢、ストレッチの効果の理論

昼    ●薬膳弁当をいただきながら、健康と痛みと栄養の解説を聴く

午 後
●小グループに分かれ(医師、薬剤師、理学療法士、鍼灸師、管理栄養士、臨床検査技師、臨床心理士、福祉士などの多職種のチューターとともに)、生薬を煎じて、希望者は試飲

  • 東洋医学的に、午前に習った証について、自分自身について、自分で判断してみる
  • 舌を見て証を考える
  • 人形で腹診
  • 腰痛体操、ストレッチの基本を各自体験する
  • 鍼灸治療に用いる器具を見て触れ、希望者は温熱治療やツボ刺激を体験

                                                                                                                                                                                                                                                                           
                                                       
まるやま かずお

三重大学教授、医師

専門:麻酔集中治療学、ペインクリニック、救急医学

1981年▶三重大学医学部卒業

1987~1989年▶トロント大学、トロント小児病院 リサーチフェロー

1995年▶三重大学医学部教授(麻酔学講座)

2010年▶附属病院緩和ケアセンター長(併任)

2019年▶附属病院痛みセンター長(併任)