大地震災害時における多数傷病者への医療提供を想定した防災訓練を実施しました

当院は、災害拠点病院として、災害時にも医療体制を継続し、傷病された方への医療を提供できるよう、災害時BCPをはじめとする災害対策の導入および運用に力をいれ、職員参加による防災訓練を定期的に実施しています。

その一環として、2月20日(土)、南海トラフ級の地震災害が発生し、当院も被災する中で、治療を必要とされる多数の傷病者を受け入れるという事態を想定した大型防災訓練を実施しました。また現在の社会状況に基づき、コロナ禍という特殊な環境下での災害医療の提供についても訓練の対象としました。

当訓練で確認できた課題を分析し、早急に対策や準備に反映させるとともに、引き続き災害拠点病院としての体制強化を図っていきます。

当院の災害対策については、下記の動画でもご紹介しています。
https://youtu.be/1S867_o36hs

災害拠点病院とは:
災害時における初期救急医療体制の充実強化を図るための医療機関。24時間緊急対応し、被災地からの傷病者の受入・搬出を行えること、災害対応の専門チームが構成できること、被災しても医療継続ができるよう計画が整備されていることなど、運営体制、施設、設備、搬送機能において多くの要件を満たしていることが求められます。各都道府県により指定され、三重県では当院を含む16施設が指定されています。