3回研修医CPCカンファレンス
お疲れ様です。初期研修医13期前澤貴です。
本日は研修医の先生方のCPCカンファレンスでした。
2症例発表していただきまして、
1症例目は田中智哉先生、山本優花先生による「反復流産既往のある母体における子宮内胎児死亡の1例」
(症例指導医 産婦人科 村林奈緒先生、病理指導医 病理部 古橋直樹先生)
2症例目は鳥羽修平先生、林良一先生による「肺動脈再絞扼術、動脈管ステント留置後に死亡した日齢26女児」でした。
(症例指導医 心臓血管外科 小沼武司先生、病理指導医 病理部 湯淺博登先生)
1症例目は産科の症例でしたね。
2回の流産の既往がある方で、今回26週で死産に至っていました。
フィブリノゲンが妊婦の割に低値であることから、血液検査にコンサルトをし、フィブリノゲンの遺伝子検査をしていました。
三重大学病院の他科同士の連携の良好さと、先生方のレベルの高さが伺える症例発表でしたね。
症例のストーリーもわかりやすく、フィブリノゲンの質的異常の考察もとてもアカデミックで勉強になりました。
2症例目は小児の心臓血管外科の症例でした。
22トリソミーの患児でしたね。不勉強で申し訳ないのですが、私初めて聞きました。
sandal gapってなんだろうと思っていましたが、サンダル履く時の隙間と言うそのままの名前なんですね。
数え切れなくらいの心奇形があり、血行動態を理解するのに頭が割れそうでした。
モザイク型だと予後がいいと言っていましたが、これだけ心奇形があると、あまり良くないような気がします、、、
2症例とも大変勉強になりました。
本当にありがとうございました。
第4回研修医グランドカンファレンス
おつかれさまです!
研修医1年目の伊野です。
本日は第4回研修医グランドカンファレンス「肝障害の経過観察中に死産にいたった女性の一例」でした。
発表は研修医2年目の小林先生、山本先生、1年目の落合先生、橋本先生、水谷は先生、指導医は消化器・肝臓内科の山本憲彦先生です。
診断はWilson病でしたが、いやー、なかなか予測できなかったですね~。
発表後は研修医からも指導医からも質問が飛びかい、活発な議論が行われました。
私自身も国試の時に勉強したうっすらとした知識しかなかったのですごく勉強になりました。
発表者の先生方、どうもお疲れさまでした!
【速報】2016/10/09 第2回三重メディカルラリー
おはようございます,2年目研修医の池尻です。
登場し過ぎで申し訳ありません。。
今回は,早速本題に入ります。
10月9日,「第2回三重メディカルラリー」という催しがありました。
メディカルラリーとは,医師・看護師・救命士がチームを組み,様々なシナリオ(実際の救急の現場を再現したもの)を通して救急時の対応能力を競う競技会のことです。
心肺蘇生・脳卒中・重症外傷・妊婦への対応,災害現場・事故現場における多重傷病者対応(現場指揮・トリアージ・搬送など),病院前救護・病院との連携など,シナリオの内容は多岐にわたりました。
今回の「第2回三重メディカルラリー」には,県内外から18チームが参加して開催されました。
三重大学病院群からは,
・「ネッケ津」:鳥羽先生・私(from三重大学病院)
・「チームお伊勢さん」:坂先生(from市立伊勢病院)
・「NABARI E.M.S Team Shin~心~」:二本松先生(from名張市立病院)
・「忍」:中西先生(from上野総合市民病院)
と,5人の研修医が参加しました。
…で,わがチーム「ネッケ津」はといいますと。
・医師:鳥羽先生・私
・看護師:救命救急センターの看護師さん2人
・救命士:津消防の救命士さん2人
の6人構成でした。
私は看護師Aさんに誘ってもらって参加し,鳥羽先生は私とAさんで無理矢理巻き込みました。笑
(鳥羽先生,10日はeレジフェア@福岡なんです…。参加してくれてありがとう!)
3か月ほど前から集まれるメンバーで集まって,少しずつ練習したり打ち合わせたりしました。
ただ,初めて全員揃ったのがラリーの前日。笑
それなりに練習してはきましたが,「足を引っ張ったらどうしよう…」などという不安は拭えずに臨んだ本番。
結果…
優勝しました!!!
大きく躓いた箇所もなく,終わってみればダントツの1位だったと聞きました。
まさか優勝できるとは思ってもみなかったので,発表されたときは本当に嬉しかったです。
最高のチームでプレイできて,本当に幸せでした。
私をラリーに誘ってくださったAさん,チームの皆さん,サポーターの皆さん,
お忙しい中指導してくださった救命救急センターの先生方,
練習場所としてスキルズラボを貸して下さった臨床研修・キャリア支援センター:スキルズラボ担当のFさん・Hさん,
本当にありがとうございました!!
また機会があれば,(どのチームかはわかりませんが)出場してみたいですね。
Off the job training:資格系男子(?)
こんにちは,研修医2年目の池尻です。
残暑も和らぎ,肌寒さすら感じさせる今日この頃ですが,皆さまいかがお過ごしでしょうか。
久しぶりに,「Off the job training」の話題を。
ひと昔前,「肉食系女子」とか「草食系男子」なんて言葉が流行りましたが,
それにあやかり(?),「資格系男子」というタイトルで書いてみたいと思います。
先日,JATECを受講してきました。
(JATEC=Japan Advanced Trauma Evaluation and Care,外傷初期診療を扱うコース)
2日間のコースで,外傷患者に行う手技(輪状甲状靭帯穿刺・切開,胸腔穿刺・ドレナージ,心嚢穿刺,FASTなど),画像の読み方などを実技・座学で学んだのち,実際の診療を模擬シミュレータ相手に行っていく,というものです。
JATECの他,入職1年半で色んなコースを受講してきました。
とりあえず,受講証を引っ張り出してきて撮ってみました。
◎BLS(Basic Life Support)=一次救命処置(胸骨圧迫・AEDなど)を扱う
◎ICLS(Immediate Cardiac Life Support)=院内での心停止対応を扱う
◎ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)=心停止・不整脈・心筋梗塞・脳梗塞などの心血管疾患への対応を学ぶ
◎ISLS(Immediate Stroke Life Support)=脳卒中への対応を学ぶ
◎FCCS(Fundamental Critical Care Support)=重症患者への対応の基本を学ぶ
いやいや,沢山のコースを受講してきたものですな。
まず,これらデメリットを挙げてみると,
◎休日が少なくなる。
→休日の1or2日制コースですからね,まあ仕方がない。
◎お金がかかる。
→上記のコースを受けるだけで,当院での基本給1か月分ぐらい?
→当院研修医は,ACLS・JATECのどちらかに対し,受講費が補助されます(密かに宣伝してみました)
ただ,それにも増して学べることはたくさんあります。
◎標準化プログラムに添ってコースが進行するので,自分の中に「芯」ができる。
◎救急研修でも遭遇する機会の少ない疾患も学べることがある。
などなど。
こうしたコースで学んだこと,実臨床で学んだことをうまく活かして,今後も勉強していきたいものです。
第3回グランドカンファレンス
今日は第3回グランドカンファレンスが開催されました。
プレゼンは、1年目研修医 前澤、杉岡、西脇、2年目研修医 杉本、坂の5名でした。
【ダイハードな一例】と興味がそそられる名前の今回のグラカン。血ガスのよみから鑑別に迫る頭を使う内容でした。
救急の現場で、遭遇する意識障害の鑑別やcpaの原因検索を改めて系統学習できる良い機会となりましたね。
次回も頑張ります。
第1回CPCカンファレンス
お疲れ様です。三重大学研修医1年目の前澤です。
今日は今年の第1回CPCカンファレンスでした。
研修医の皆様は研修生活で様々な患者様を経験してきたと思います。
治癒した患者様からも大変勉強させていただいたと思いますが、
治癒しなかった患者様からもたくさん学ぶこともあると思います。
今回は、治癒しなかった症例について2症例を解説していただきました。
1症例目は「完全房室ブロックをきたした肝細胞癌の一例」を研修医佐久間絵先生と水谷香先生、指導医消化器内科山本憲彦先生、病理指導医古橋直樹先生に解説していただきました。
2症例目は「心房粗動に対し、電気的除細動を施行後に脳梗塞を来した一例」を研修医小林理絵先生、指導医循環器内科大森拓先生、病理指導医湯淺博登先生に解説していただきました。
1症例目は心臓への転移により房室ブロックをきたしたというのが興味深かったですね。2症例目は心房粗動に対するカーディオバージョン時に心臓血栓を評価することの大切さを学ばせていただきました。
質疑応答も本当に盛り上がり、大変内容の濃いディスカッションでしたね。
西脇先生の司会も光っていました。
発表してくださった先生方本当にありがとうございました。
地域研修ならでは!
こんにちは。研修医の小林です。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
先月は地域医療研修で紀南病院で研修していました。大学病院とは違い、内科というひとくくりで各先生が専門領域以外も対応していて包括的な内科研修ができました。そして地域医療の醍醐味として、地域の診療所での往診やタウンミーティングへ の参加など初めての経験が出来ました。患者さんのお宅や地域での過ごし方にふれて、 地域の方たちどうしで支えあっている様子を垣間見ることが出来ました。自然の美しさも久しぶりに感じることができました!千枚田の田植えではアメンボやタガメを20年振りにふれて懐かしかったです。こうして年老いていく自分を存分に感じつつ、また研修に励みたいと思います!
精神科での研修
研修医2年目の加藤です。
僕は今月、大学病院の精神科で研修しています。
入院患者さんは統合失調症や双極性障害などの疾患が多く、そのほか他科依頼として不眠やせん妄の患者さんの診療にあたっています。
今日はデイケアに参加させていただきました。
内容は雑誌の切り貼りをして絵を作るコラージュで、テーマは「幸福」。
作ってるうちにあれこれ思いついてなんだか不完全燃焼でしたが、こんな感じにできました。
上:僕の作品
下:同期の先生の作品
グランドカンファレンスをしたょ
一年目の前澤です。
今日は第一回グランドカンファレンスが開催されました。
グランドカンファレンスはグループに分かれ、一つの症例について議論し、臨床推論を鍛えるトレーニングをするものです。
今回は、二年目の先生方に症例提示をしていただきました。活発な議論が繰り広げられました。
そういえば、初月給出たょ!!
【H27年度臨キャリ歓送迎会】 所感:「フォトグラフ」
こんばんは,1年目研修医の池尻です。
2016年3月28日,平成27年度臨キャリ歓送迎会を行いました。
臨キャリスタッフ・事務,および11期(2年目)・12期(1年目)・13期(新)研修医の計63名が出席し,盛会のうちに終了しました。
本会を取り仕切ってくれた鳥羽先生,並びに次期チーフレジデントの佐久間先生,お疲れさまでした。
この日を迎えるにあたっての所感。
「思い入れが強すぎると 次に起こることが嘘のよう・・・」
これまで,10の研修科をまわってきました。
どの診療科でもrole modelとなる先生方がいましたし,本当に多くのことを教わってきました。
また,学会発表(今年度で1回,6月で2回目の予定)をする機会にも恵まれました。
本当に感謝しかありません。
ただ,入職したてで右も左も分からぬ中,最もお世話になったと言っても過言ではないのが,2年目研修医の先生方でした。
機会に触れて,読むべき書籍や覚えておくべき事項など,多く教えて頂きました。
救急の準夜研修の後,担当症例や疾患に関するdiscussionに2~3時間もつきあって頂いたこともありました。
病院を離れ,食事やお酒などをご馳走して頂いたこともありました。
そういえば,研修医ミーティングの際に窒息に陥った自分を助けて頂いたのも,2年目の先生方でした。
最も身近な存在,また最も身近な目標(,そして恥ずかしながら命の恩人)でした。
本当にありがとうございました。
12か月を通して大学病院に居た唯一の1年目なので,11期に対する思い入れは山よりも高く海よりも深しです(と勝手に思っています)。
最近,研修医室から2年目の先生方の荷物が少しずつ減っていくのを見ると,とてつもなく淋しくなってきます。
11期の先生方が研修医でなくなる,ということが嘘のようで,まだまだ実感できない今日この頃です。
そして,4月になると,自分たちは2年目研修医となり,13期26人が新たに1年目研修医となります。
自分が2年目の先生方にして頂いたことを,次の1年目にどれだけしてあげられるかはわかりませんが,頑張らないといけないですね。
「コートを脱ぐと新しい季節が動き出す・・・