りんきゃりブログ

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ある初期研修医の1日

こんにちは。研修医1年の沖津勇気です。

三重大学附属病院での研修は、休日や祝日は基本的にはお休みをいただくことができて、有給も気まずい雰囲気になったりすることなく1年目から消化することができます。
僕はこの連休に帰省したり、地元の友人たちと会ったり、趣味に時間を割いたりしていました。
そこで今回は僕の三重県での休日の過ごし方について書きます。
まず、7時に起床して病棟回診から僕の休日はスタートします。そこで何もなければ帰宅します。
その後は作品鑑賞したり昼過ぎまでゆっくり過ごして、起きてから自分のみた作品についてのassessmentをします。
assessmentが終われば、教科書を読んだり今自分が気になっている疾患について自己学習しています。
僕は今循環器内科をローテーションしているので心筋症治療ガイドライン(2018改訂版)を読んでいます。

http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_tsutsui_kitaoka.pdf

循環器疾患は他科疾患と比較して、疾患ごとにガイドラインが細分化されている印象を受けます。
なので我々初学者でも最新の論文からのエビデンスに基づく医療に簡単に触れる事が出来ます。
大学で座学を学んでいるだけでは気にも留めなかった物事が臨床の現場では重要で、治療を進めていく中で重要となることが多々あります。
そういった治療における指標や見通しであったりを我々にわかりやすく端的に教えてくれる素晴らしい文献がガイドラインだと研修が開始してから改めて感じました。
また三重大学の先生方は、雰囲気が柔らかく教育熱心な方が本当に多いです。
三重という穏やかな土地柄がそういった環境を形成しているのかもしれません。

研修をしている中でわからないことや困ったことが出てきたときに、まず自分で調べ解決することは自分の能力を高める上で非常に大切です。しかし自分1人だけで調べごとをしていても解決できないイベントは研修が始まってから約5か月間、臨床現場ではたくさんありました。そうなったときに上級医の先生に相談しやすい環境であるかどうかは非常に重要であると思います。

先生方に自分から質問をすると、先生方は喜んでわかりやすい説明をしてくださったり、問題を解決するためのヒントを下さったりします。5か月間で色々な先生方に考え方や知識など研修医として必要な物事を教わりました。
なるべくたくさんの先生と関わり、様々な考え方に触れることで自分なりの臨床像を形成することが出来ると考えています。
研修をしてきた中で僕が感じてきたことを自由に書かせて頂きました。
日々自己研鑽をし、個々の能力を高めることが研修をする上で非常に大切ですが、On-Offをしっかり切り替えて自分の時間をつくることもまた1人の人間として大切なことなのではないでしょうか。

全国の医学生を三重大学附属病院は心よりお待ちしております。

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