りんきゃりブログ

海外研修:ワシントン大学(アメリカ・シアトル)

研修医2年目の西場大喜です。僕は三重大学の卒業生で、現在は麻酔、集中治療、救急を希望しています。

 

 三重大学病院の研修医は海外に行けます!
 僕は、今年8月にアメリカ・シアトルへ向かいました。今回の海外研修の目的は、心肺移植手術やERの見学です。

 

 University of Washington Medical Centerで胸部外科手術の見学を行いました。見学できた症例は、肺移植手術、大動脈弁置換術、LVAD装着手術などでした。移植手術を見学するだけでも良い経験に感じましたが、毎日心臓手術が行われ短期間に多くの手術見学をすることが可能なので、胸部外科志望の研修医には特におすすめです!

外観
(写真:University of Washington Medical Centerの正面玄関からの外観)

 Horborview Medical Centerでは、ERの見学に向かいました。Residentsカンファレンスや同院ERに勤務する渡瀬先生の診療の見学を行いました。外傷や熱傷など重症患者だけではなくwalk-inを合わせ、年間2万台の救急車を受けいれるhigh volume病院です!

カンファレンス
(写真:Residentカンファレンスの様子)

正面から
(写真:Horborview Medical Centerの正面玄関から外観。左から渡瀬先生、早期海外体験実習の学生3名、西場)

 

 週末は同院麻酔科で勤務する南立先生のご自宅に招待して頂いて、アメリカと日本の医師の違いなど、現地で働く先生からしか聞けない話を頂きました。これが、今回の研修の中でも特に印象に残った内容でした。

  またシアトルはスターバックス1号店など観光地としても有名です!中心街だけでなく、カナダの国境を渡ったり、マウントレーニア山など折角シアトルへ来たからには研修の合間に様々な所へ寄ってみてください!

スタバ
(写真:スターバックス1号店。中があまり見えなくて申し訳ないです。)

 

 海外での医療に興味がある方も、三重大学病院で経験できることがありますよ!アフリカ医療や小児医療に興味がある方は、木村先生のブログ(ザンビア大学)も参照してみてください!

研修医のレベルの高さ

こんにちは。1年目研修医の下野です。

研修始まってもうすぐ6か月となり研修医生活の4分の1がもうすぐ過ぎようとしています。日々自分の未熟さを嘆くばかりです。

私は他大学出身で、三重大学で研修しているのですが、始めは全然なれず、病院内でもどこに何があるのかすら、わかりませんでした。そんな私ですが、周りの同期の人に助けられ、研修生活を送れています。2年の先輩にも助けられてばかりで、頼りになる先輩ばかりです。よき同期と先輩に恵まれて、研修出来てとても充実した日々を過ごせています。これからも研修頑張っていこうと思います。

三重大学病院メディカルラリー

こんにちは。研修医1年の山口和摩です。
8月24日に三重大学病院メディカルラリー2019に参加してきました!

メディカルラリーとは、医師、看護師、救命士の6人チームで実際の現場を模したシナリオを行い、その技術を競う大会です。
設定されるシナリオは大規模災害、交通事故、心停止など、病院到着前から到着後のパターンまで多岐にわたるため、多職種の連携が大切になります。
今回は研修医1年目2人、2年目1人、看護師1人、救命士2人のチームで参加しました!
医師の経験が比較的浅いチームでしたが、ベテラン救命士さんがリーダーとなってチームをまとめてくれました。

当日は合計7つのステーションで構成されていました。

・ST1 BLS➝ACLS➝CPR中止
最初からいきなり40分間の連続したシナリオでした。また、実際の職種とは異なり、役職を医師1人、看護師2人、救命士3人とするという活動制限がありました。
ACLSではCPA患者が2人に対して医師が1人しかおらず、マネジメントが難しいシナリオでした。

・ST2 爆発テロでの多数傷病者への対応
現場の安全確保に救命士さんが大活躍していました。僕たちは危険な現場からの搬送やSTART法➝PAT法でのトリアージを行いました。爆発現場で耳が聞こえない傷病者であることに早期に気づき、筆談で対応することがポイントでした。

・ST3 地域医療(患者の意思を叶えるためのサービス提供者会議)
このステーションは看護師さんが大活躍。患者の意思、家族の意思の違い、それに対して今後どのような対応が必要なのか的確に判断していました。患者さんやその家族への共感や、意思尊重に関しては看護師さんに頭が上がりません。

・ST4 母体救急・新生児蘇生
直前に重点的に練習した甲斐があり、スムーズに進めることができました。新生児蘇生に関しては特にスピードが大事だと感じました。

・ST5 ボーナス
クイズと簡単なゲームがあり、息抜きのブースでした。でもクイズはボロボロ(笑)。皆さんは千と千尋にでてくる「ハク」の本名を知っていますか??

・ST6 ISLS(過換気、低血糖、SAH、septic shock)
資機材が限定されており、傷病者も合計4人まで増えるナリオでした。的確なトリアージと優先順位の決定が重要でした。
これはもっと練習が必要だと思いました・・・

・ST7 JPTEC・JATEC
院外と院内のチームに分かれて外傷患者への対応をしました。練習の甲斐もあり、全身評価や治療介入(気管切開など)をスムーズに行えました。このステーションではAMPLE聴取が重要視されており、研修医として基本的なことから行っている僕たちにとってはこれが得点源になりました。

 

そして注目の結果は・・・

 

全13チーム中 6位でした!!!

 

ステーション別では
BLS・病院到着前の救急隊の対応(ST1 BLS)➝1位
母体救急・新生児蘇生 JPTEC・JATEC➝2位
と高順位をとることができたステーションもありました!

各々が忙しい中で時間を作り、準備・練習をしたことでこの結果が得られたのだと思います。
僕個人としては学生時代から取り組んでいたBLSで高得点を取れたこと、ベテラン医師が不在な中で母体救急・新生児蘇生、JPTEC・JATECで高得点を取れたことが嬉しかったです。

日々の業務の合間を縫って練習に取り組み、非常に大変な1-2ヶ月間でしたが、母体救急・新生児蘇生、JPTEC・JATEC、トリアージなどこれから役に立つ知識や技術を身に付ける機会になりました。また、救急外来での外傷患者の全身評価は戸惑うことなくスムーズに行うことができようになったと思います。

チームのメンバー、そして練習にご協力いただいた方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
6位という結果は嬉しい反面、もっと上位を目指してみたいと思える結果でした。
また機会があれば参加しようと思います。

興味のある方は是非来年チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

精神科での研修

どうも。初期研修医いとうです。
この1ヶ月は精神科で研修させて頂きました!
統合失調症や神経性食思不振症、気分障害などさまざまな精神疾患について勉強させて頂きました。
各々の精神疾患の病理について知ることができました!
デイケアにも参加させて頂き、コラージュを作りました。
作り終わったコラージュは、精神科の先生が見て、画用紙に貼った写真の種類やその配置などからわかる内なる人間性などについて解説してもらえます。
ちなみに私が言われたのは、「人の感情について観察するのが好き」「人の感情をオーラで感じ取ることが出来る」「共感覚を持っている」「人よりも自然のほうがなじみがある」などでした(^ω^)

作ったコラージュ貼っておきますね~

残りの研修もがんばるぞ~

ある初期研修医の1日

こんにちは。研修医1年の沖津勇気です。

三重大学附属病院での研修は、休日や祝日は基本的にはお休みをいただくことができて、有給も気まずい雰囲気になったりすることなく1年目から消化することができます。
僕はこの連休に帰省したり、地元の友人たちと会ったり、趣味に時間を割いたりしていました。
そこで今回は僕の三重県での休日の過ごし方について書きます。
まず、7時に起床して病棟回診から僕の休日はスタートします。そこで何もなければ帰宅します。
その後は作品鑑賞したり昼過ぎまでゆっくり過ごして、起きてから自分のみた作品についてのassessmentをします。
assessmentが終われば、教科書を読んだり今自分が気になっている疾患について自己学習しています。
僕は今循環器内科をローテーションしているので心筋症治療ガイドライン(2018改訂版)を読んでいます。

http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_tsutsui_kitaoka.pdf

循環器疾患は他科疾患と比較して、疾患ごとにガイドラインが細分化されている印象を受けます。
なので我々初学者でも最新の論文からのエビデンスに基づく医療に簡単に触れる事が出来ます。
大学で座学を学んでいるだけでは気にも留めなかった物事が臨床の現場では重要で、治療を進めていく中で重要となることが多々あります。
そういった治療における指標や見通しであったりを我々にわかりやすく端的に教えてくれる素晴らしい文献がガイドラインだと研修が開始してから改めて感じました。
また三重大学の先生方は、雰囲気が柔らかく教育熱心な方が本当に多いです。
三重という穏やかな土地柄がそういった環境を形成しているのかもしれません。

研修をしている中でわからないことや困ったことが出てきたときに、まず自分で調べ解決することは自分の能力を高める上で非常に大切です。しかし自分1人だけで調べごとをしていても解決できないイベントは研修が始まってから約5か月間、臨床現場ではたくさんありました。そうなったときに上級医の先生に相談しやすい環境であるかどうかは非常に重要であると思います。

先生方に自分から質問をすると、先生方は喜んでわかりやすい説明をしてくださったり、問題を解決するためのヒントを下さったりします。5か月間で色々な先生方に考え方や知識など研修医として必要な物事を教わりました。
なるべくたくさんの先生と関わり、様々な考え方に触れることで自分なりの臨床像を形成することが出来ると考えています。
研修をしてきた中で僕が感じてきたことを自由に書かせて頂きました。
日々自己研鑽をし、個々の能力を高めることが研修をする上で非常に大切ですが、On-Offをしっかり切り替えて自分の時間をつくることもまた1人の人間として大切なことなのではないでしょうか。

全国の医学生を三重大学附属病院は心よりお待ちしております。

Health comes first~聖隷花火\(^o^)/~

こんにちは!研修医2年の木村隼大です!

 

僕は1年目の間は湘南藤沢、聖隷浜松とほとんど県外で研修させて頂いていました。
2年目から三重に戻ってきてからも、忙しい科やザンビアでの海外研修のローテーションで充実した日々を送っておりました。

 

7月、8月は大学の麻酔科ローテでしたが、先日同期の前澤君が投稿していたように、これまた非常にレベルの高い充実した研修をさせて頂いておりました。
が、しかし。そこに院内でのグランドカンファレンス発表、学会発表の準備、麻酔科内での発表なども重なり、ついにこの前体調を崩し、3日間も研修を休んでしまいました
風邪など滅多にひかないのに、体力的にも気持ち的にもしんどかったんだなと。。体を壊すと、頑張りすぎることは良くないことだと身をもって実感します。
頑張るのも大事ですが、先はまだまだ長いので、背伸びしすぎず、自分にプレッシャーをかけすぎず、細く長く日々成長していくことが大切ですね。

 

ということでお盆前後は夏休みを取ることにしました!!
僕が1年目のときに6ヶ月間お世話になった聖隷浜松病院の同期や先輩たちに呼んでもらって、静岡の袋井花火に行ってきました\(^o^)
花火に行く前に病院にも寄りましたが、タイミング良くたまたまいろんな人に会うことができて良かったです(o^^o)
聖隷に行くのは4ヶ月ぶりでしたが、みなさん相変わらずいい人ばかりでめちゃくちゃ楽しかったです!
花火もきれいだったな〜
また遊びに行きたいです(^^)

 

あとは実家に帰ってゆっくりします。
体力たくわえて、気持ちもリフレッシュして、また研修がんばるぞ〜!

   

研修科と研修医のレベルの高さ

こんにちは。2年目研修医の前澤です。

 

今年度が始まって、もう5ヶ月…

三重大学病院での研修で驚きなのが、

1年目のレベルの高さと麻酔科研修の密度の濃さです。

 

麻酔科研修では、1年目の先生方でも1ヶ月で手術時の導入、抜管までをほぼ一人でこなすレベルまで達します。

2年目に相談に来るのは、ほんとに困った時だけに。

また、麻酔科では、全身管理のありとあらゆることを教授はじめ、医員の方々がご教授してくださいます。

三重大学麻酔科はほんとに一流の科であると認識し、研修にこられる先生方にはぜひ麻酔科研修をおすすめします!!

 

また、1年目の先生方の成長ぶりがすごいなぁ、と思いつつ、がんばらねば抜かされる…と危機感を持った2年目でした。

第2回研修医グランドカンファレンス

こんにちは!

研修医1年目ぐっちーです(^^)/

 

本日は、!第2回研修医グランドカンファレンス!が開催されました~

 

今回の症例は、「SLEフォロー中に胸部異常陰影で紹介された一例」でした。

同期のこうちゃんが症例発表してくれております……

す、すごい、私も頑張らないと(;’∀’)

同期が頑張っているのを見ると、いい刺激になります!

 

また、症例について、研修1年目・2年目が話し合う場面があるのですが、

本症例でどういう検査を行うか、どういった治療を選択するかなど、研修医2年目の意見が伺えて

とても勉強になります(^^)

また1年目が出した意見に対してフィードバックもいただけて、凄くいい経験になりました!

この研修医同士のカンファレンス、すっっごく勉強になるのでおすすめですよ―(^^♪

 

学生の皆さん!

三重大で研修して是非一緒に勉強頑張りましょう(‘ω’)

レジナビ大阪に参加してきました(^^♪

こんにちは。研修医2年目 廣田です。
先日7月7日は、一部の研修医でレジナビ大阪へ病院説明会に参加してきました(^^♪

三重大学の医学部生も数十人参加されていたようで、何名かブースに立ち寄ってくれました!
また他府県からたくさんの医学生のみなさんに立ち寄っていただきました。

とても関心を持ってくださった方も何名もいらっしゃって、早速夏休みに病院見学に来てくださるようです。皆様にお会いできることを心より楽しみにしております(*’ω’*)

また、1年目は初めての病院説明会参加ではありましたが、かなり勧誘、説明に頑張ってくれていて、私はひたすら彼らの成長っぷりに感動し続けておりました(笑)

レジナビ大阪ブースの様子

0707ブログ写真

1年目、ただいま急成長中です!

こんにちは。2年目研修医のふじけんです。

今年度が始まって、もう4ヶ月…
ここに来て、1年目達が猛烈なスピードで成長しております!
病棟業務しかり、症例プレゼンしかり・・

特に、救急研修では、4月の時には2年目におんぶに抱っこだった1年目の子達が、率先して患者さんと接し、検査を出して、上級医にコンサル、患者さんへの説明までを1人でしていました!2年目に相談に来るのは、ほんとに困った時だけに。
手技の面では、経験数の問題からまだ不安が残りますが、計画立てて診療することに関してはお任せできるレベルになっています。

成長ぶりがすごいなぁ、と思いつつ、がんばらねば抜かされる…と危機感を持った2年目でした。