骨粗鬆症

骨はカルシウムやタンパク質等の成分によってつくられ、日々、部分的な破壊(骨吸収) と再生(骨形成)を繰り返し、 新陳代謝をしています。 この新陳代謝のバランスが崩れると、骨の密度が低下します。 骨粗鬆症とは、単位体積当たりの骨量が減り、微細構造が破綻をきたして、さらに進行すると、 大根に鬆(す)が入ったようなスカスカの状態になるため、骨全体がもろくなり骨折しやすくなります。 症状としては背痛、腰痛、病的圧迫骨折などがあり、50歳以上、あるいは閉経後の女性に多く見られます。 高齢化による骨粗鬆症、また若い女性の無理なダイエットによって起こる骨粗鬆症が増加しています。 その中で簡単に受けられる骨塩定量の検査は、その診断と治療、あるいは治療の効果判定に重要です。

DEXA法による検査

DEXA法による検査は、骨粗鬆症の診断のため、身体の骨塩量(骨の強度、ミネラル)をX線を利用して測定する検査です。 この検査では、2種類のエネルギーピークをもったX線を測定箇所の骨に照射し、 透過するエネルギーの減衰から骨塩量を測定する精度の高い検査です。 DEXA法とはDual energy X-ray absorptiometryの略になっております。

当院では腰椎・股関節での検査を行っております。 また骨塩定量検査の直前3日間に造影剤を使用されている場合 (CT、MRI、注腸や胃透視、脊椎などの透視造影検査)や RI検査をされている場合は、 正確な検査結果を得ることができませんので、別の日に振り替えて頂く場合がございます。ご了承ください。

(GE)Lunar iDXA