教育

キャリアデザインの設計支援

一人ひとりのキャリアデザインの設計を支援する

師長がキャリア支援面接を行い、スタッフ一人ひとりが個人の内的キャリアに自ら気づくことができるように支援しています。

病棟師長の声

部署には様々な年代のスタッフが働いていますが、スタッフとの関わりで工夫していることはありますか

スタッフ一人ひとりが、何を大切にしているのか、なぜそう思うのかなど考えていることを言葉にしてもらうことを意識しています。考えていることは言葉にしないと伝わらないこともあるので、まずは言葉で伝えてもらうようにしています。できる限り先入観を持たず、その人の言葉を受け止めたいと思っています。また、ワークライフバランスが大切だと考えており、その人の生活の中での仕事の位置付けも確認するようにしています。

スタッフのキャリアサポートをする上で、大切にしていることは何ですか

自分がどんな看護がしたいのかということや、日々の看護の中で何を大切にしているのかを教えてもらうようにしています。やりたい看護が明確なスタッフには、やりたいキャリアが支えられるように、スタッフの思いを聞いて目指す姿になれるように支援を考えています。まだやりたいことが明確でないスタッフには、日々一生懸命看護している姿を見ているので、頑張っていることを共有しながら、小さい目標を共有したり、様々な可能性を伝えたりしています。経験を積んでいく中で、看護に対する姿勢も変化していくので、その考えの変化を共有して、スタッフを支えられたらと思っています。

どのような職場にしていきたいと考えていますか

高度急性期の病院であり、高度な知識や技術が必要であったり、病状が厳しい患者さんがいたりと、日常の業務の中で緊張が高まることもあります。そのような場合でも患者さんはもちろんのこと、スタッフ同士を大切にできる優しい職場になればと考えています。また、どんな状況でも看護部理念のもとに自分たちが「どのような看護をしたいのか」を考えて、経験年数に関わらず全てのスタッフがお互いを高めあい、成長できる環境を一緒に作っていきたいと思います。毎年「何か一つでも成長した」とみんなが感じられ、お互いに認め合える病棟にしていきたいと考えています。そのことが、それぞれが目指す「なりたい看護師」になれることに繋がれば嬉しく思います。

スタッフの声

副師長・認定看護師の写真

副師長・認定看護師

私は卒後3年目頃から「患者さんがこれからどう過ごしていきたいか」を考えたいと思うようになりました。その思いは徐々に強くなり、学会認定の資格取得に向けて勉強していたところ、看護部から勧められて腎不全看護認定看護師教育課程に進みました。認定看護師となってからは、所属部署以外の患者さんへ介入する機会が増え、院内全体の看護をより質の高いものにするにはどうすれば良いかと模索する日々を送っていました。そんな日々の中で、当時の上司から副師長になることを勧められ、腎不全の看護を多職種で連携しながらもっといい看護にしていくためにも管理職の道へ進むことを決心しました。自分の立場がスタッフナースから認定看護師、副師長へと変化する度に新たな学びと気付きを得ています。人からチャンスを与えられ応援されここまで来た私ですが、これからは応援されるだけでなく、誰かを応援できる管理者になれるよう成長していきたいと思っています。

育児短時間勤務者の写真

育児短時間勤務者

私は育児短時間制度を利用し、子どもを育てながら病棟で勤務しています。子育てと仕事の両立は大変な時もありますが、家族の支えや職場の方々の理解もあり良い環境で働くことができています。
当院では育児短時間制度を利用中でも、キャリアを積むことができます。私も造血細胞移植コーディネーター(HCTC)の資格取得を目指しています。多職種と連携をしながら造血幹細胞移植を受ける患者さんやご家族、ドナーさんへの意思決定支援や情報提供などのサポートをしています。自身の挑戦を後押ししてもらえる環境に感謝しながら、これからも成長していきたいと考えています。

中途採用者の写真

中途採用者

私はこれまで手術室看護師として、様々な規模の病院で勤務してきました。
そして、手術室入室時のサポートに加えて、入院前の外来、手術後回診といった様々な形で患者さんに関わってきました。
手術室の魅力は、幅広い職種のスタッフが共通の目的に向かって、互いに作用し合いながら良い結果を生み出すために協働することです。その中で、私自身も成長を続けることが必要と考え、手術中の麻酔に係る特定行為研修に強い関心を抱くようになりました。そして、研修後の働き方を見据えて、三重大学病院を選びました。
現在、当院の手術部に勤務し、実際に職場の協力により特定行為研修を勤務時間内に受講し、働きながら学んでいます。また、医師や薬剤師・認定看護師など専門分野の講師から直接指導を得られています。
当院は、個性や背景を認め合いスタッフ間で補完し合える職場環境です。