リウマチ・膠原病センターに入局して
リウマチ・膠原病は1つ1つの疾患に診断基準があり、治療薬の種類も増えて、知っておくべき情報量が多くて大変そうなイメージでした。でも、入局して、自分が勉強すればするほど患者さんに還元できることがわかってきました。リウマチ膠原病で悩んでいる患者さんの数は多く、新規治療薬も増えている今、適切に診療することにより、患者さんのQOLを向上させることができる診療科だと思いました。
リウマチ・膠原病は女性の患者さんの割合が多く、女性医師は女性ならではの気持ちや不安なども理解できることが多いのではと考えています。私は現在4歳、7歳の子供の母親として子育中です。職場と家族からの温かいサポートがあることに感謝しています。職場の方々から、全面的な応援をいただいて現在楽しく勤務を続けています。当センターは私のような子育て中の女性医師が勤務しやすい職場です。
まだまだ未熟ではありますが、患者さん一人一人と密接に関わり、生活を支えられるような医師になりたいと思っています。是非、リウマチ膠原病内科で、お待ちしています。
先輩医師からのメッセージ
私は研修医の頃、リウマチ・膠原病内科と循環器内科腎臓内科で最後まで迷っていました。実際に診療していて楽しく、上級医の先生方に丁寧に指導していただけたこともあって、とても魅力的な分野だと感じていたからです。
最終的に私がリウマチ・膠原病内科を選んだ理由は、「身体所見が診療の中心にあること」でした。皮疹、Raynaud現象、関節腫脹、筋力低下など、患者さんを丁寧に診察して得られた情報が、そのまま診断や治療方針に直結します。検査データだけではなく、自分の目で見て、触れて、考える面白さがあります。
治療効果を実感しやすいことも大きな魅力です。強い関節痛で歩くことも困難だった患者さんが治療開始後に笑顔で外来に来られたり、発熱や倦怠感で苦しんでいた患者さんが元気を取り戻したりする姿を目の当たりにすると、この仕事のやりがいを強く感じます。
さらに、膠原病は若い世代で発症することも少なくありません。初めて診療したときの判断や治療方針が、その患者さんの今後何十年という人生に大きく影響します。病気だけでなく、進学、就職、結婚、妊娠・出産といった人生のイベントにも寄り添いながら長く関われることは、この分野ならではの魅力だと思います。
リウマチ・膠原病内科は、全身を診る総合力と専門性の両方が求められる奥深い分野です。少しでも興味があれば、ぜひ一度見学に来てください。一緒に診療できる日を楽しみにしています。
鈴鹿中央総合病院
リウマチ・膠原病内科へ出向
先輩医師からのメッセージ
私がリウマチ膠原病内科に初めて興味を持ったのは、大学3年生の頃でした。各診療科の専門分野を学ぶ中で、最初に何気なく勉強し始めたのが免疫学でした。
抗体や全身の多臓器に関わる病態など、覚えることも多く、試験勉強では苦労した記憶があります。しかしその一方で、免疫の異常によって全身にさまざまな症状が生じる病態を理解し、治療につなげていくという点に、とても興味を惹かれました。
その後、研修医1年目と2年目の時にそれぞれ1ヶ月間、三重大学のリウマチ・膠原病センターで研修させていただきました。問診や身体診察から鑑別を考え、必要な検査を組み立て、治療へとつなげていく過程を学ぶ中で、幼い頃から漠然と思い描いていた医師像に近い診療科だと感じました。
また、リウマチ膠原病の分野では毎年のように新しい治療薬が登場しており、治療の進歩を実感できる場面が多くあります。入院時には状態が悪かった患者さんが、新規薬剤による治療によって元気な姿で退院されていく姿を見たときには、大きな感銘を受けました。
リウマチ膠原病内科は、全身を診る力、丁寧に病態を考える力、そして患者さんの生活を支える視点が求められる、とても奥深く魅力的な診療科です。
少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ一度見学に来てください。実際の診療の現場を見ていただくことで、この分野の面白さや魅力を少しでも感じていただけると思います。
膠原病リウマチ内科に所属
先輩医師からのメッセージ
私はもともと免疫学や微生物学に興味があり、患者様を様々な角度から診察させていただける科を志望していました。研修医の時には、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、神経内科、腎臓内科、血液内科、代謝内分泌内科、そしてリウマチ・膠原病内科のすべてをローテートさせていただきました。素晴らしい科ばかりですが、すべての内科の知識、技術を総動員するリウマチ・膠原病内科に強い憧れを感じました。リウマチ・膠原病内科として仕事を始めてから毎日充実感があります。内科として、患者さんのことを考え患者さんを良くしていく体験は何にも替え難い経験をさせていただいていると実感しています。
また、他科の先生方にも非常に助けられています。リウマチ・膠原病性疾患は全身のあらゆる臓器に所見があるため、他科のプロフェッショナルの先生方と一緒に診療させていただくことが多いです。どんな科を選ばれたとしても、先生方と一緒に患者さんを診療できることにワクワクしています。そして願わくば、リウマチ・膠原病内科医として、一緒に成長できることを楽しみにしています。
リウマチ・膠原病センターに所属
先輩医師からのメッセージ
皆さんが「膠原病」という言葉を初めて耳にした・目にしたのはいつでしょうか。たぶん、医学部に入って2,3年経ってようやく、という方がほとんどではないかと思います。私自身、三重大学の2年生で学んだ病理学で初めて知り、その後も朧気に意識していたくらいでしたが、初期研修医になって転機は訪れました。他科での研修でしたが、皮膚筋炎の患者様を担当したのです。免疫抑制剤で最適なものを、上級医の先生と何度も検討しました。結局1か月で研修は終わり、患者様の経過は最後まで見届けられませんでしたが、以降膠原病を明確に意識するようになり、当科でも研修させていただきました。抄読会で血管炎に対する最新の治療比較研究を発表したのですが、その後実際に入院した血管炎の患者様に対し、論文通りに治療を開始して見事に状態が改善しました。「これは面白い」と痛感し、熟考の末当科への入局に至りました。
リウマチ・膠原病は市中病院だと専科を設けて診療しているところが少なく、意識しないと出会えないまま臨床研修が終わることも十分ありえると思います。でも、だからこそ、何かのきっかけでリウマチ・膠原病を意識することがあれば、ぜひ当科へ足を運んでみてください。こういった疾患・こういった治療があるんだと、一緒に知見を深めていきましょう。
内科に所属
先輩医師からのメッセージ
学生時代、初期研修の頃から進路を決めかねていました。初期研修2年目に当科をローテートし、一つの臓器に縛られず、全身を隈なく診ることのできる膠原病に強く惹かれ、専門とすることに決めました。珍しい疾患であり、長年診断されないままのことも多く、診断されても長期の治療が必要であり、患者さんの人生に関わらせて頂くことになります。適切な診察や検査により診断、治療へと結びつき、今まで通りの日常生活を取り戻す科としてやりがいを感じました。診断や治療に悩む症例も多く、そのような疑問を解決した時、患者さんへのより良い医療を行うことができる機会かと思います。目の前の患者さんに何が起きているのかを丁寧に診ることの大切さを学ぶことができます。
そのような環境で日々診療を行い、学ばさせて頂けることに喜びを感じる毎日です。進路に悩んでいる学生の方や初期研修医の先生方には見学にお越し頂ければと思います。
リウマチ膠原病内科に所属
先輩医師からのメッセージ
私は初期研修修了後に臓器別の内科を専攻せずに2年ほど総合内科として研修を行ってきました.各臓器にこだわることなく横断的に1人の方に存在する疾患や社会的背景,価値観を踏まえて方針決定していくことを重視してきました.その中で原因不明の病態,一元的に説明しがたい症状,病態を呈する症例も経験することがあります.そのような症例は背景にリウマチ・膠原病がある場合もあり,総合内科として勤務する中でさらにリウマチ・膠原病領域の診断プロセスや治療について学びたいと考えました.また,リウマチ・膠原病は多臓器に病態がまたがることが多く,総合内科として自分の経験や視点を活かすのに適した内科専門領域であると思い選択しました.同様に1つの臓器を専門とすることに迷いを覚えている方には良い選択肢になると思います。
リウマチ・膠原病センターに所属
先輩医師からのメッセージ
私は以前から内科医になろうとは思っておりましたが、3年目以降の専攻に迷っていた時期に、当院のリウマチ膠原病センターで1週間ほど見学をさせていただきました。一般的な内科診療に加え、1つ1つの関節所見、頭皮や手指、四肢を含めた全身の皮膚所見、爪の所見といった、他科では経験したことのなかったきめ細やかな診察を目の当たりにしました。科としての専門性も非常に高く、自身の専攻科として選択させていただきました。
リウマチ膠原病疾患は全身に症状が出現する可能性があるため、幅広い知識が求められます。医療は日進月歩ではありますが、ことリウマチ膠原病に関しては日々新しい知見があり、新薬の開発も多く、常にup to dateをする必要があります。学ぶべきこと、必要とされる知識は膨大ではありますが、自身の知識が患者さんの健康に少しでも繋がるとなると非常に学び甲斐がありますし、専門性かつgeneralistを目指している方には非常に魅力的な科であると思います。私自身まだまだ未熟者でありますが、共に学んでいければと思っております。専攻科に迷っている方がいれば、是非見学にいらしてください。
リウマチ・膠原病センターに所属
先輩医師からのメッセージ
私は初期研修で呼吸器内科をローテートした際に膠原病関連の間質性肺炎の症例を経験しました。つい最近まで何もなく生活されていた患者さんの呼吸状態が急速に悪化していく中、免疫抑制療法で最終的に寛解に導くことができました。治療の後手が命取りになるという怖さと同時に治りの鮮やかさに感銘を受けました。
当センターでも研修を行い、臓器横断的に様々な所見を集めて鑑別を進め診断に至る過程、ステロイドや多種多様な免疫抑制薬、生物学的製剤を駆使して治療にあたる専門性の高さなどに興味を引かれ入局しました。
膠原病は全身の臓器に病変を来たし、感染症をはじめ治療に伴う副作用も多く、一見取っ付きづらい分野ですが、臓器を決めずに全身を診たい人、一方で専門性も高めていきたい人にとって魅力的な分野だと思います。
是非一度当センターへお越しいただき、実際の診療や医局の雰囲気を感じていただければと思います。お待ちしています。
内科に所属
先輩医師からのメッセージ
私は学生時代から免疫学に興味があり、全身の臓器を多角的に診ることのできるリウマチ膠原病内科を志望しておりました。三重大学卒業後は鈴鹿中央総合病院で研修を行いました。鈴鹿中央総合病院は循環器内科や腎臓内科、消化器内科など、内科は一般的にそろっておりましたが、常勤でリウマチ膠原病内科の医師はおりません。多くの内科で研修を積んでいくにあたり、診断または治療に難渋した症例の多くはリウマチ・膠原病という分野でした。
難しいと思う反面、学問的に面白いと思う領域でもあり、リウマチ・膠原病内科を専門に決めました。リウマチ・膠原病内科は各臓器の知識も踏まえて、総合的かつ全人的に医療を行うgeneralistとspecialistを両立した科でもあります。興味のある方はぜひ、見学にお越しください。難しくもやりがいのあるリウマチ・膠原病を学んでいきましょう。
先輩からのメッセージ 地域枠卒業生より
このページを読んでくださっている方にとって、「リウマチ」「膠原病」はどんな分野でしょうか? 「専門性が高い」「使う薬が特殊」、たしかにそんな一面もあり、それがやりがいの一つであるのも間違いありません。しかしながら、100人に1人の身近な難病ともされる関節リウマチをはじめ、決して珍しい疾患ばかりでもなく、一つ一つの症候はcommon disease と重なる部分が多く、完治することが少ない疾患を診る臨床医としては合併症のマネジメントも求められがちな職務です。
リウマチ医・膠原病医の職務経験は地域・僻地でも必要とされる技能であり、またよりよいリウマチ・膠原病内科医としての成長のためにも、地域での経験とつながる部分も多く、地域枠としての使命・義務との両立や、その経験を活かしやすい分野とも思います。未だ県内に標榜医が少ないこともあり、急性期病院での高度医療も、地域での慢性期管理も、医師としてのキャリアの中でどちらに在っても必要とされながら働くことができるのは三重のリウマチ内科医ならではです。
私自身は地域枠として異動やライフイベントでの苦労もありましたが、センター内で、あるいは各病院で元気に働くことができてきたのは、必要な人材としていろいろな助けがあったこと、何より自分が自分の仕事に価値を感じることができたからでした。まだまだ成長をつづけるリウマチ学と三重のリウマチ診療ともに、一緒に発展を遂げられる仲間が増えれば嬉しいです。
小児リウマチ科医として
私は小児科医として後期研修中に、若年性特発性関節炎や若年性皮膚筋炎の患児との出会いをきっかけに、小児リウマチ科医を志すようになりました。聖マリアンナ医科大学リウマチ科で3年間の研修を終えた後、三重大学で小児リウマチ科医として勤務しており、リウマチ・膠原病センターのカンファレンス等で勉強させて頂いています。
リウマチ・膠原病分野は日進月歩の世界で、多様な分子標的薬等の登場により、経過や予後が劇的に改善しています。ただし、多くの疾患は完治できるわけではなく寛解の維持が目標となり、患者様によって治療のゴールは異なります。また、小児では、成長期や進学といった人生のライフイベントが、治療方針の決定において重要となります。できるだけステロイドを減量したい時期や、絶対再燃させたくない時期があり、ご家族や患児と相談しながら、多角的に判断して一人一人に最善と思われる治療を考えることが、この分野の大きな魅力の一つと思います。
当センターは、小児科医の私からみて、とても暖かで教育熱心な先生が数多くいらっしゃいます。興味のある方は、是非一度見学に来てください。
リウマチ・膠原病内科内科医長
先輩医師からのメッセージ
リウマチ・膠原病内科を選んだ理由
学生の頃、私は「なんでも診れる内科医」のような存在に憧れていました。当時、三重県にはリウマチ・膠原病内科がなく、学生時代にご縁があって他院を見学したのがこの診療科との出会いでした。見学前は、自己免疫疾患は授業で学んだものの、全身に多彩な症状が出る捉えどころのない分野という印象でした。
しかし、実際の臨床現場を見学して印象が変わりました。関節だけでなく、皮膚、肺、腎臓など、患者さんの症状や所見を総合的に診察し、一人ひとりとじっくり向き合いながら診断や治療を進めていく「全身を診る専門医」の姿に惹かれ、進路を決めました。
免疫学は確かに複雑ですが、だからこそ専門的な知識が患者さんの役に立ちます。また、診療は日々進歩しており、難病と言われる疾患でも、患者さんの生活が改善していく過程に携われることがこの仕事のやりがいです。
今は三重県にもリウマチ・膠原病内科がありますが、専門医はまだまだ少なく、県内どの地域でもニーズが高い状況です。だからこそ、若い先生方が活躍できる機会も多くあります。
私も見学がきっかけでこの道を選びました。まずは一度、現場を見に来てみませんか。実際の診療を見て、この分野の魅力と、医師としての大きな可能性を感じていただけると思います。