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みんなのリレーブログ

日本緩和医療学会学術大会へ参加してきました!

溶けてしまいそうな暑さが続きますが、みなさま体調は崩されていませんか?

こんにちは。医療ソーシャルワーカーの小坂絵里加です。
今回は2022年7月1日(金)~2日(土)に神戸市で開催された、第27回日本緩和医療学会学術大会の報告をさせていただこうと思います。
感染症対策で、この2年程研修や学会はオンラインが主流となっていましたが、この大会はオンラインと現地でのハイブリッド開催だったため、神戸まで赴き(数年ぶりの県外出張でした!!)、生の声を聴いてきました。

医療ソーシャルワーカーの私が関心を持ったテーマは、「院内・外へのACP(アドバンス・ケア・プランニング/人生会議)普及の取り組み」です。

ACPとは、簡単に表現すると【自分の意思が十分に確認できるうちから、今後人生の最終段階となった際に受けたい医療、過ごしたい場所(自宅、病院、施設など)、生活する上での希望、代理意思決定者などを話し合っておくこと】を言います。
吉本の芸人さんが起用されたポスター騒動で、一時的に認知度が広まった印象ですが、内容や方法などは、医療従事者を含めてまだ周知が不十分というのが現状です。

院内でのACP普及の取り組みを行っているというある某大学病院では、院内でACP委員会を立ち上げ、病院職員全員にACPに関する研修(動画)を必修とし、電子カルテ上にACPの内容が記載できるようシステム化しているということでした。
また、院外(自治体)で取り組みを行っている関東の某市の報告では、ACPをはじめるきっかけづくりとして、市民向けに自治体作成の手帳を無料で発行していたり、ACPに関するドラマを制作してYouTubeで公開していたりと、市全体でACP普及に積極的に取り組まれていました。

当院でも院内外に向けてACPの取り組みを活発にしていこうと、多職種でチームを作り、少しずつ取り組みを始めているところです。今後も院内でできること、津市や三重県でできることを、継続して考えていきたいと思います。

*おまけ*

ランチョンセミナー(お昼ごはん付きの講演)
で出された豪華お弁当です。
味付けは美味しいし、お腹いっぱい過ぎて苦しかったです💦 

 

 

 

 

 

帰りは特急「ひのとり」に乗車。
快適でした!!

 

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