menu

みんなのリレーブログ

緩和ケアセンターの見学

こんにちは、鈴鹿中央総合病院研修医の鈴木佳孝です。2022年2月末に2日間緩和ケアセンターで見学させて頂きました。突然のお願いにも関わらず快く受け入れてくださった松原先生をはじめとする緩和ケアセンターの皆様や見学までの相談や連絡を手伝ってくださった当院の緩和ケアチームの方々に感謝申し上げます。


私は2021年11月に緩和ケア研修会に参加し、その時から緩和ケアに興味を持ち今回見学させて頂きました。2月には当院消化器内科で研修し、緩和ケアにも携わっている指導医についてACPや意思決定の場面にも立ち会わせて頂きました。その時にこういった場面ではこのように伝えたらよいといった具体的なことを勉強しました。見学の時には松原先生の患者さんとの会話を見て、その後どういった意図でどういった伝え方をしたか教えて頂きました。その内容は私が2月に学んだ具体的なものをより一般的にしたものでただこうしたらよいというものではなく、より本質的なものでした。そしてその考え方があれば応用が利き、より深い理解ができました。まだまだ2日間で松原先生から教えて頂いた言葉を全然消化しきれていないですが、この考えを理解し具体的に実践できるようになりたいです。


また緩和ケアの領域においてbestはないけどbetterはあると伺いました。根治はできない患者様が多いのでbestはないけれど、刻一刻と状態が変わっていく患者様に対してその時により良い選択肢を模索することはできる。結果ではなくその過程に意味があるというお話でした。この考えはACPや医療倫理にも共通していると感じました。正解がないためbestな結果はないけれど、betterを目指してより良い選択肢を模索し続ける、そのような態度で今後も患者様と接していきたいと思いました。

最近の投稿

これまでの投稿一覧

アーカイブ