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みんなのリレーブログ

臨床心理士からのメッセージ

こんにちは、臨床心理士の林です。
臨床心理士は患者さんとご家族のこころのケアを担当しています。
「がん」と診断されて気持ちが追い付かない、治療に前向きになれない、これからどうなるだろう‥と多くの患者さんとご家族は気持ちのつらさや不安を経験されます。
一人で抱えず、誰かにご自身のことを話してみてください。話すことで気持ちが整理できるかもしれません。もし臨床心理士に会ってみたいと思われたら、お近くの医師や看護師、リボンズハウスや総合サポートセンターにお声かけくださいね。

さて、病気の治療をしていると、診察の前日に「明日はどんなことを言われるだろう」と不安になったり、慣れない入院生活、体調変化など、さまざまな気がかりで不眠に悩まされる方もいらっしゃいます。不眠が続くと心身が休まらず、集中力が低下したり身体がだるくなったり…と日中の生活に影響が出てしまいます。また、眠れない日が続くと「今晩も眠れないかも…」と睡眠に対する恐怖心が出てきて余計に寝つきが悪くなる悪循環に陥ってしまう可能性もあります。焦らず、良い睡眠がとれるようできることから始めてみましょう。
不眠の原因には様々なことが考えられます。身体の病気や飲んでいるお薬、カフェインやアルコールなどの刺激物、睡眠時の環境‥など多くの要因が考えられます。詳しくはこちらを参考にしてみてください(厚生労働省ホームページ)。お近くの医師、看護師、薬剤師に相談されても良いと思います。

心理的なストレスや緊張が和らぐと、良い睡眠が得られる場合があります。さまざまな原因を取り除いても眠れない場合は、リラックス法を試してみて下さい。
リラックス法にはたくさんの方法があります。気負わず、簡単にできる方法から試すと良いでしょう。夜に温かい飲み物を飲む、ぬるめのお湯で半身浴をする、肩を回したりゆっくり深呼吸をする‥など、身体の緊張や凝りをほぐすイメージをもつと効果的です。
こころと身体はつながっていて、身体の緊張をほぐすことで心理的な緊張を和らげることが期待されます。私は「疲れたな‥」と思った時は目の周りをマッサージしたり、時間がある時はお土産でいただいたハーブティーを淹れたりしています。マッサージは短時間でもすっきりした気分になれるので、仕事の合間にもおすすめです。

みなさんお勧めのリラックス法があれば、ぜひ教えてくださいね。

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