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たか子の部屋

このコラムは緩和ケアチーム医師のつぶやきの場所です。臨床現場で出会った素敵なエピソードを紹介したり、日々の緩和ケアの実践で気づいたこと、考えたことをつづります。

語り合うこと~学会運営を終えて

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。更新の期間がずいぶん空いてしまいました。


前回の更新時に書いた第46回日本死の臨床研究会年次大会は、2022年11月26日(土)・27日(日)三重県立総合文化センターで無事に終えることができました。

コロナの影響をうけて3年ぶりの現地開催となりましたが、おかげさまで約2,000名の参加登録があり、会場の三重県総合文化センターへの来場者は二日間で延べ1,588名と活気に溢れた研究会となりました。
同じ場所に集い、互いに発信・応答し、語り合って交流を深めることがどんなにありがたいことなのかを改めて実感しました。同じとき、同じ場所で共に過ごすことが一言で言い尽くせない感慨をもたらしてくれました。
大会テーマ「いのちをつなぐ~そのときをどう生きる?どう支える?」のもと、今の時代の中で生じている人間関係の分断、孤立・孤独、貧困や格差といった課題を取り上げつつ、永遠のテーマである死の臨床における援助の在り方を改めて見つめ直す機会になったのではないかと考えています。
岐阜で開催された39回大会以来、6年ぶりの中部支部での年次大会の大会長を拝命し、運営・開催を担うにあたって、数えきれないご支援をいただきました。準備においても、運営においても、これまでのご縁に加え新しいご縁が生まれ、さらに広がる互いの信頼関係と連携を実感しながら大会長を努めさせていただくことができ、有難いという思いから何度も胸が熱くなりました。

他を知り己を知る、多くの出会いと学びを得たことが、私の新しい糧となっているのを感じる毎日です。

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