三重県内の関連病院リスト

日下病院(三重県いなべ市)

当院のあるいなべ市は、三重県の最北部に位置し、四日市・桑名に近く、国道365号線を抜ければ岐阜へと抜け、石榑トンネルが整備され、国道421号線(八風街道)が通りやすくなり、滋賀へも行きやすくなりました。

診療科は、大学の支援をいただき内科のほか外科、整形外科、泌尿器科、皮膚科などを設置しております。内科診療は李昌珍院長のもと消化器・呼吸器疾患・脳神経疾患を中心に地域の基幹病院(市立四日市病院、県立医療センター、四日市羽津医療センター、いなべ総合病院、桑名医療センターなど)とも連携し、可能な限り内科全般の診療を行っております。
その他、老人保健施設銀花とオアシスおよび特別養護老人ホームアイリスを併設しており、他科とも連携して老人医療全般について携わっております。
当院のホームページもあります。詳しい内容については、こちらもご覧いただければと思います。

ホームページhttp://www.kusaka-hp.jp

 

 

市立四日市病院(三重県四日市市)

当院には、新患で年間におよそ140人程度の血液腫瘍(そのうち、約70人程度が悪性リンパ腫)の方が来院されます。血液腫瘍以外にも溶血性貧血、再生不良性貧血、各種の血小板減少症、血友病その他の凝固異常症、血栓性素因などさまざまな疾患の治療にもあたっております。これだけの多数の患者さんですが、入院中の患者さんだけではなく、外来通院の患者さんについても治療方針を決定するために、毎週カンファレンスを行っています。また合併症に応じて他科の先生ともよく協力をしあい治療にあたっております。当院は三重県北勢部の中核病院の一つであり総合病院としても他院と連携をとりあって地域医療を支えております。

ホームページhttp://www.city.yokkaichi.mie.jp/hospital/index.html

 

 

小山田記念温泉病院(三重県四日市市)

当院は四日市市南部、鈴鹿山系の山麓に位置します。

当院には、長期にわたり療養を必要とする重度の肢体不自由、神経難病などの治療を行う障害者病棟109床、脳血管障害や骨折手術後等のリハビリテーションを集中的に行う回復期リハビリテーション病棟95床、急性期の治療を終えても引き続き病院での医療療養が必要な場合の医療療養病棟60床、細菌性肺炎などの急性期の治療を行う一般病棟58床、急性期の治療後あるいは在宅で療養されている方が安心して地域で生活ができるように治療・サポートを行う地域包括ケア病棟55床の計377床があります。

リハビリテーションにも力を入れており、回復期リハビリテーション病棟での入院リハビリテーションのほか、外来での疾患別リハビリテーション、小児リハビリテーション、介護保険での通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、老人保健施設でのリハビリテーションを行っています。また、温泉を利用した多目的プールでのリハビリテーションも可能です。

また、併設の介護老人保健施設もあり、多様な医療・介護サービスが提供可能となっています。さらに、病院に隣接して関連社会福祉法人の運営する施設群があり、その入所者の医療も担っています。

ホームページhttp://www.syutaikai.jp

 

 

県立総合医療センター(三重県四日市市)

当院は丘陵地にあり交通の便はあまりよくありませんが、殆どの診療科が揃い、診療設備も充実し、開業医の先生方と地域連携を密接に行い、三重県北勢部の中核病院として機能しています。
当院には血液内科病棟は存在しませんが、血液関連疾患は毎年MDS20例、その他の原因不明貧血10例、悪性リンパ腫10例、多発性骨髄腫5例、ITP10例、AIHA5例、骨髄増殖性疾患10例程度経験しています。
スタッフは私一人なので、確定診断は三重大学血液内科 桝屋正浩先生ほかの御指導を受け、化学療法が必要な患者様には、鈴鹿中央総合病院川上恵基先生に御無理をお願いして、紹介させていただいています。
今年から、血栓症外来をopenして、抗Xa活性の測定ならびに凝固波形解析(CWA)を行い、抗凝固療法のモニターを開始しています。

ホームページhttps://www.mie-gmc.jp

 

 

鈴鹿中央総合病院(三重県鈴鹿市)

当院は病床数460床で、地域医療支援病院および地域がん診療連携拠点病院として、鈴鹿・亀山地区の中核病院としての役割を担っている病院です。

血液・腫瘍内科は常勤医師4名体制で、急性・慢性白血病, 骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液がんはもとより、再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病といった非悪性血液疾患まで幅広く県内トップクラスの症例数を診療し、現在同種移植は行っておりませんが、年間数例の自家移植を行っております。また、臨床腫瘍学会の認定施設でもあり、乳癌を中心とした腫瘍内科としての診療も行っています。

消化器内科は常勤医師12名体制で、県内トップクラスの症例数の診療を、消化管、肝、胆膵領域それぞれ、専門の医師により診療を行っています。また、外科、放射線科、病理部門と協力して癌の診断と治療に力を入れています。 特に、治療成績の良好な早期癌の発見に努めており、早期癌で内視鏡的治療が可能な患者様には、これを積極的にとり入れております。

腎臓内科は常勤医師4名体制で、鈴鹿・亀山地区の中心的施設として、腎生検からCKDコントロール、新規透析導入、シャント修復や合併症対策など多岐にわたる領域に対応しております。

ホームページhttp://www.miekosei.or.jp/2_sch/

 

 

鈴鹿回生病院(三重県鈴鹿市)

鈴鹿回生病院は病床数379床、鈴鹿・亀山地区の基幹病院としての役割を担っています。

血液内科では21床の無菌室(BCR2床)を備え、常時30数名の血液疾患患者の入院治療を行っています。主に造血器悪性疾患を中心に集学的治療を行い、血栓止血領域の診療も行っています。学会認定専門医等としては血液専門医4名、日本がん治療医認定機構認定医4名、輸血認定医1名が在籍し、それぞれの学会の研修施設となっています。

腫瘍内科は乳癌を中心に外来にて薬物療法を行っています。がん免疫領域の専門医が在籍しています。
消化器内科は消化管、肝胆膵領域の疾患に幅広く対応しています。年間多数例の内視鏡検査や内視鏡的治療が施行されており、内視鏡を用いた最先端の治療も積極的に導入されています。消化器専門医3名、消化器内視鏡専門医3名、肝臓専門医1名が在籍し消化器病学会の研修施設です。

初期研修医だけでなく将来血液専門医や腫瘍内科専門医、消化器専門医を目指している後期研修医も広く募集しています。

ホームページhttp://www.kaiseihp.com

 

 

岡波総合病院 (三重県伊賀市)

「伊賀上野岡波病院沿革史摘要」によれば伊賀上野私立岡波病院は、明治31年名賀郡比自岐村大字岡波に於いて猪木久馬三氏により創立され、猪木病院と称したが、大正11年(1922年)2月伊賀の中心地の現在の上野桑町に移転し出生地の岡波の地名をとって岡波病院と名付けたと記載されています。
看護婦養成にも力を入れ同時に産婆学校を併設し現在の三重県岡波看護専門学校に至ったとあります。
2013年で創立91周年(移転から)を迎え、老健3施設(350床)を併設診療科目17科、人工透析、人間ドック、リハビリテーション、入院病室335床、従業員数約750名の伊賀地域の救急医療介護を担当する総合病院となっています。

2020年現在診療科目20科で、内科は一般内科1人、血液内科1人、消化器内科4人、循環器内科4人、研修医2人(2020年度)で120から160人/日の入院に対応しています。三重大学(血液・腫瘍・循環器内科)の一般外来支援と専門外来として肝臓内科1回/週、呼吸器内科2回/週、糖尿病内科1回/週を受けています。

2018年超音波内視鏡を使った診断治療の専門医が赴任されました。消化器疾患を含め若い人にも十分勉強できる環境にあると思います。さらに時代のニーズである各種腫瘍に対応できるよう腫瘍内科、緩和ケアの充実を図っていきたいと考えています。

当院は、2022年には創立100周年を迎え、急性期と地域包括支援の335床と老健施設100床併設8階建ての新病院になります。
伊賀・名張地区の血液内科疾患に対応できるように6床のクリーン対応病床も新設されます。ご支援よろしくお願い申し上げます。

ホームページhttps://www.okanami.com

 

 

特定医療法人 暲純会 武内病院(三重県津市)

当院は147床のベッド数で、内科、外科、泌尿器科の常勤医14名と整形外科、神経内科、糖尿病内科、精神科等の非常勤医で構成され、県下最大の透析センターを併設しています。

また日本血液学会、日本消化器病学会、日本透析医学会、日本泌尿器学会の認定施設もしくは研修施設、日本内科学会の教育関連施設に指定されています。
一般には透析と体外衝撃波による尿路結石治療の病院として知られていますが、常設のセミクリーン室を3床もち、血液悪性疾患等の化学療法、消化器疾患の診断と治療、グループ内の老人福祉施設との連携による老人医療も行い、津市の二次救急当番病院として救急医療を提供することにも努力しています。

尚、建設中の新病院が2022年5月に開院予定となっています。

ホームページhttps://www.takeuchi-hosp.jp

 

 

特定医療法人 遠山病院(三重県津市)

遠山病院は内科と一般・消化器外科及び透析医療を行っています。当院の内科医はプライマリケアから一般総合内科医として種々の患者さんの医療を行い、更にそれぞれ専門性を発揮して頂いております。
血液疾患、腫瘍、化学療法、緩和療法、腎疾患・透析患者は特に第二内科出身の医師が得意なところですが、消化器疾患や循環器疾患に関しても他に専門医が常勤しており専門医認定施設や関連病院となっております。

特に消化管の内視鏡検査は年間7500例(胃カメラ4300例、大腸カメラ3300例)を行っています。透析は約200名の維持透析を行い、年間20名ほどの新規透析導入やその他種々の特殊な血液透析や吸着を行っています。

腫瘍・化学療法は内科と外科(大腸癌が多い)が協力し外来化学療法室(9床)で外来・入院併せて月に120件の治療を行っています。特にプライマリケアから下記の専門医の取得を目指す方は一度病院にご連絡下さい。
また当院には常勤医22名中女性医師が6名(内科3名、外科2名、放射線科1名)在籍し能力を発揮して下さっています。

ホームページhttp://www.toyama-hp.jp

 

 

医療法人 永井病院(三重県津市)

永井病院の常勤医師は、内科6名、外科5名、整形外科2名、心臓血管外科1名、放射線科1名がいます。当院の内科医は、プライマリケアから一般内科として種々の患者さんの医療を行い、さらに循環器内科、消化器内科、腎臓内科としてそれぞれの専門性を発揮しています。

第2内科出身の常勤医は1人ですが、一般内科外来、血液内科外来、胃内視鏡、大腸内視鏡、内視鏡的治療など、大学病院の第2内科出身医師からの非常勤サポートを受けています。

内視鏡検査は年間、胃2000例、大腸1000例を超え、さらに内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や内視鏡的ポリープ切除術・内視鏡的粘膜切除術(EMR)などの内視鏡治療も施行しています。

循環器疾患に関しては、県内でも有数の心カテーテル検査数を誇っています。
消化器科外科症例も高度な手術まで対応し、整形外科患者も非常に多く、津市の二次救急病院として、地域医療から専門性の高い診療まで対応しています。

ホームページhttps://nagai-hp.or.jp

 

 

榊原温泉病院(三重県津市)

榊原温泉病院は、青山高原の麓にある日本3大名泉の一つ「榊原温泉街」の入り口にあります。ベッド数297床(一般内科49床、整形外科42床、回復期リハビリテーション98床、医療療養108床)の中規模病院で、診療科は内科・整形外科・脳神経外科・脳神経内科・泌尿器科・眼科・リハビリテーション科です。

第2内科からは、2006年6月より南 信行(昭和45年卒)、また2007年4月より市岡 希典(平成7年卒)が赴任しています。また、大学より週一回若い先生に当直に来ていただいています。

病院・診療の詳細は「榊原温泉病院」のホームページに記載されています。

ホームページhttps://www.sakaki-hosp.jp/

 

 

厚生連松阪中央総合病院(三重県松阪市)

当院は、440床の地域の中核病院です。
当地区の地域医療支援病院および地域がん診療連携拠点病院で各専門分野の治療を積極的に行っています。

血液腫瘍内科

日本血液学会血液専門医と日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医が血液疾患や各種腫瘍に対し、各診療科の協力を得て迅速に診断し、患者さまの状態に応じた適切な治療目標を提案し、治療効果、副作用を評価し治療継続の再検討を行っています。
入院治療は全ての医師が担当医となる事で複数の専門医が協力し、診断までの時間を短縮し治療開始を早めています。また、交代制で全入院患者の回診し、情報を共有する事で、病状変化に対して俊敏に対応しています。また休日に当番医を作る事で、予断を許さない病状の患者さまに対して週末からでも治療を開始できる体制を整えています。血液疾患では2019年の新患は悪性リンパ腫(57)、AML(170)、ALL(4)、MDS(13)、CML(4)、多発性骨髄腫(11)、特発性血小板減少性紫斑病(9)、再生不良性貧血(2)、その他を含め合計135名です。また、乳がん、原発不明癌の診療も行っています。

ホームページhttp://www.miekosei.or.jp/1_mch/

 

 

済生会松阪総合病院(三重県松阪市)

当院は地域支援病院として救急医療や病診連携を積極的に行うことで地域医療への貢献を目指しています。また通院治療センターや緩和ケア病棟を併設し、がん患者さんに対して病状に応じた適切な医療を提供するように心がけています。当科においても各医師が消化器・呼吸器・血液の各専門性を生かしつつ急性期を中心とした一般内科診療に従事しています。

消化器内科では消化管・肝胆膵の全ての疾患に対応するべく日々、医療技術の向上に努力し、早期消化器癌の内視鏡治療(ESD)や日帰りpolypectomy、大腸カメラによる検診など最先端医療の導入などを通して地域の消化器疾患診療の中心的役割を担っています。

呼吸器内科では肺癌に対する抗癌剤・放射線療法と並行して緩和医療も行い患者様のQOLを重視した治療を心がけています。また吸入ステロイド治療を中心に気管支喘息にも対応しています。

血液内科では造血器悪性腫瘍や各種貧血などの診断・治療を行っています。

ホームページhttp://www.matsusaka.saiseikai.or.jp/

 

 

松阪市民病院(三重県松阪市)

当院は1946年松阪城址に隣接して開設されて以来今日まで松阪市医療圏22万人の中核病院の一つとして急性期医療全般を担当しております。

第二内科は主に消化器内科を担当しています。
2013年に三重県に先駆けて設立された当院の消化器センターは受診から治療までの効率化、合理化が徹底化されています。消化器内科常勤医は現在6人と決して人数は多くありませんが、2019年にX線透視台を刷新し新型の内視鏡やビデオプロセッサ、新型小型胆道鏡を備えることでより専門性に特化した低侵襲内視鏡治療を安全、正確に提供可能となり同時に人的負担の削減を実現しました。
早期の消化器癌の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や胆膵超音波内視鏡検査(EUS)、直接胆道鏡検査を含む内視鏡的逆行性胆管造影検査(ERCP)、経皮経管胆道ドレナージといった診療実績は県内屈指の件数に増加しつつあり膵癌や胆道癌の早期発見や化学療法にも力を入れています。
当科はSafety(安全)、Speedy(迅速)、Steady(確実)の3Sを目指した診療を行っています。
個人差はありますが上部消化管内視鏡検査は初期研修の2年間で多くの症例数を経験でき3年目には1人で実施可能なレベルまで上達可能です。
また、当院には全国的に有名な呼吸器内科もあり、数多くの気管支鏡検査や胸腔鏡検査も連日実施され肺癌や間質性肺炎など幅広い呼吸器疾患の検査や治療も経験できます。
中規模病院の利点でもありますが各診療科の垣根も低く研修医の先生は気軽に上級医と相談しやすい環境にあるかと思います。1年目の研修医は消化器内科、呼吸器内科、循環器内科を各々約2か月のローテーション研修をし、1か月に1回指導医とともに朝のアーリーバードセミナーを開催して疾患への理解を深めます。
当院の医局の雰囲気は非常に穏やかであり、生き生きとのびのびと働いている研修医の先生達に出会えますので是非見学に来てみてください。

ホームページhttp://city-hosp.matsusaka.mie.jp/shokaki/

 

 

松阪厚生病院(三重県松阪市)

当院は病床数780床(精神科病床590床、一般病床55床、療養病床115床、緩和ケア病床20床)の病院で松阪市の西南側に位置しています。2006年には病院開設50年を迎え、本館を新築して健診センターの拡充、緩和ケア病棟と透析センターが開設されました。

2015年5月には旧医療法基準の既存病棟360床が新医療法基準へ新築移転し、全ての病棟が新医療法基準で稼動しています。これに伴い医局、会議室等も新病棟に移動し、患者様はもとより職員に対しても大幅なアメニティーの向上を実現しています。

健診センターは大西医師が担当し、特定健診、企業健診、各種健診、人間ドックを行っております。透析センターは、向井医師が担当し、現在95名程の透析治療を行っており、三重県全域から入院透析を受け入れています。その他、老人保健施設、介護老人福祉施設を併設しており、すべての方々が病気の治療、療養そして予防に安心してお越しいただける安全で快適な環境づくりを目指しています。

ホームページhttps://www.matsusaka-kousei.com

 

 

伊勢赤十字病院(三重県伊勢市)

内科部(血液、腫瘍、感染症グループ)

当病院は、明治37年(1904年)2月1日に日本赤十字社三重県支部山田病院として発足、以来111年の歴史を有する病院です。80床で始まった病院も、現在では655床35診療科へと充実し、周辺医療機関や開業医院と連携した地域完結型総合病院として機能しています。血液・腫瘍・感染症グループは、1971年9月宮西永樹医師が三重県立大学第2内科講座からわずか5名の内科部医師の一人として赴任されたことより始まりました。1980年に辻幸太医師、1982年に津田雅之医師と中瀬一則医師が就任し、積極的な超音波検査の導入を行いつつ血液内科としての基本骨格が確立されました。この頃、クリーンルーム2床が設置され急性白血病の治療が可能となり、南勢志摩地域における血液診療の基幹病院となりました。1985年伊藤質医師、1990年池田健医師、1992年玉木茂久医師(現職)、1998年森田孝一医師、2000年水谷実医師、2003年谷口正益医師(現職)、2007年には臼井英治医師・柴崎哲典医師・山村賢太郎医師の中堅3名が加わりました。その後、転勤・退職のため人員の大幅減となりましたが、2018年から爾見雅人医師(現職)、2019年から藤枝敦史医師(現職)、南博仁医師(現職)、王碩林医師(現職)が就任し、充実発展しております。

血液内科

特色

当院は、2012年1月旧東洋紡績跡地に新築移転するとともに電子カルテが導入され、築70年以上というレトロな雰囲気から一機に近代的かつ機能的な病院に生まれ変わりました。10床のクリーンルームを含むゾーン化した30床の血液内科病棟、50床の外来化学療法室などの施設を有します。
血液疾患では、白血病・骨髄異形成症候群・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などに代表される造血器悪性腫瘍や再生不良性貧血・溶血性貧血・赤芽球瘻などの貧血症例、ITP・DIC・TTP・HUSなど出血性および血栓性疾患、感染性疾患や免疫性疾患など広い範囲を対象としています。1993年には造血幹細胞移植療法を確立し、2000年2月から骨髄バンク移植認定施設、2004年からは臍帯血バンクネットワークに加入しました。近年では、移植前処置の進歩により高齢者にまで適応が拡大しており、難治性造血器疾患の根治療法として実績を上げています。一方、白血病や悪性リンパ腫などの化学療法では、全国的な多施設共同研究に参加してエビデンスに基づいた治療を実践しています。移植医療から抗がん剤・分子標的薬を中心とする化学療法あるいは各種の補助療法まで、どのような診療にも高い質を確保して対応できる診療を実現しております。
2013年4月関連部門として輸血細胞治療部が発足し、血液製剤や自己血の安全管理を行いつつ造血細胞移植療法を支えています。大量出血の止血に欠かせないクリオプレシピテートを常備したり、自己血小板採血や自己FFPの提供をサポートし、自己血を分離することで作製できる自己フィビリン糊まで高品質な他科への貢献を目指しています。将来的には、発展するだろう細胞治療の受け皿と考えています。

実績

造血器腫瘍の平均年間発生件数は、CML3例、CLL2例、AML8例、ALL6例、MDS/AML9例、MDS26例、MM10例、NHL64例、HL2例といったところで、治療成績は高齢者が多い地域ですが平均的な生存率を示しています。造血細胞移植は自家および同種が、それぞれ約120例ずつで総数では240例を超えています。自家移植では多発性骨髄腫の生存予後を有意に延ばしており、新病院での同種移植成績は環境が整ったこともあって、100日生存が90%以上と極めて良好になっています。

研究
  • 骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植に関する臨床的研究
  • 造血器悪性疾患の病態や化学療法に関する研究
  • 免疫抑制状態下での日和見感染症に関する臨床的研究
医療設備

バイオクリーンルーム3室、一般クリーンルーム7室、クリーンゾーン20室、幹細胞保存システム、血液成分分離装置2台、フローサイトメーター、ルミネックスHLA判定装置、外来化学療法室:50床 など

腫瘍内科

特色

固形腫瘍に対する治療は2009年7月癌化学療法科が発足し、2012年1月の新病院移転後は腫瘍内科に名称が変更されました。新病院の外来化学療法室は最大で50床運用できる広さでゆったりとした環境で治療を受けていただけるようになりました。この地域のがん診療拠点病院の一部門として、他科や緩和チーム・社会事業部だけでなく開業医の先生方との連携を大切にしてシームレスな医療を提供することを目標にしております。また、研究活動としては当地域で高頻度に発症するダニ咬症とそれに起因する抗がん剤アレルギーの関連性について島根大学皮膚科学講座の協力を得て、調査しております。

実績

固形腫瘍の領域では年間1400件前後の化学療法を実施しており、2014年度は乳癌65例、その他52例のご紹介をいただきました。

研究
  • セツキシマブアレルギーの原因抗原解析に関する研究
医療設備

外来化学療法室:稼働を35床(最大で50床)

ホームページhttp://www.ise.jrc.or.jp/

 

 

市立伊勢総合病院(三重県伊勢市)

当院は伊勢神宮のお膝元である伊勢市に位置し、2019年1月新築移転し300床の新病院をオープンしました。全21科目を標榜し、地域医療支援病院、災害拠点病院に指定され地域に根付いた急性期医療を行うとともに、三重県がん診療連携病院として外科治療、化学療法のみならず、放射線治療、緩和ケア/ホスピス病棟を有し切れ目のない医療を提供しています。

現在内科常勤医は9名でうち3名の第二内科出身者が在籍し、呼吸器、血液、消化管・胆膵の診断および治療に当たっています。また各々の専門分野のみならず、病診連携・地域医療の立場から、幅広く内科全般の診療も行っています。

呼吸器部門は畑医師が担当し、肺癌の集学的治療、COPDや呼吸器感染症などの治療を行っています。血液部門は池田医師が担当し、造血器腫瘍を含む血液疾患を診療しています。消化器部門は鈴木医師が担当し、消化管、胆膵の内視鏡診断はもとより、内視鏡治療も積極的に行っています。

当院は他科との連携が非常にとりやすく、中規模病院ならではのフットワークを生かした診療をモットーに日々頑張っています。

ホームページhttps://hospital.city.ise.mie.jp/