概 要

三重県内の複数の医療機関で、個人情報を保護した上で、ID-Linkという仕組みにより、患者様から同意を得た上でインターネット回線を用い医療情報を共有するシステムです。お薬の処方、血液検査の結果、レントゲンやCTなどの画像情報とレポートなどが、異なる病院間で共有されます。
当初、連携拠点病院として三重大学医学部附属病院、三重中央医療センター、鈴鹿中央総合病院、松阪中央総合病院、済生会松阪総合病院、紀南病院の6病院が初期導入し、現在ではさらに増え17病院が参加し、お互いの施設に保存されている医療情報を閲覧することが可能です。また医療情報閲覧施設としてかかりつけの先生方にも参加していただいており、これからも連携施設の拡大を予定しています。

ネットワークの目的

患者さんの同意の上、参加施設間を結ぶインターネット回線で患者さんの同意のもと、医療情報を共有することで、がんをはじめとした各地域連携クリティカルパスの円滑な運用及び、県内における安心・安全かつ切れ目のない医療提供体制の充実をめざすものです。

参加を同意する
患者さんのメリット

連携拠点病院間でお互いの施設の医療情報を共有することにより、一貫した医療が可能になります。それにより重複した薬の処方、検査を防ぐことができるようになり、効率化に繋がります。インターネットを用いた情報のやりとりにより、フィルムレスでの紹介が可能です。
遠方の患者様にとっては最寄りの拠点病院で定期健診(CT,MRI,PET)を受けられた後、お近くのかかりつけの先生のところで診療していただけますので、連携拠点病院での待ち時間の短縮にも繋がります。
かかりつけの先生との連携が密になり、より安心・安全な医療の提供へと繋がります。