三重医療安心ネットワークとは?

三重医療安心ネットワークとは、三重県内の複数の医療機関間で、個人情報を保護した上で、ID-Linkという仕組みにより、インターネット回線 を用いて医療情報を共有するシステムです。
三重医療安心ネットワークでは、お薬の処方、血液検査の結果、レントゲンやCT等の画像情報とレポートなどが異なる病院間で共有されます。

三重医療安心ネットワークに同意して頂くことによるメリットは?

  1. 医療情報を共有することにより、一貫した医療が可能になります。
  2. 重複した薬の処方、検査を防ぐことができます。
  3. 三重医療安心ネットワークへ登録情報を、三重県地域医療連携連絡協議会事務局にて集計し、地域の医療連携向上のために役立たせて頂きます。

共有する医療情報の中で、特に血液検査、画像検査読影の結果等に関しては紹介先施設において、あくまで参考資料として扱われ、結果の責任は紹介元施設が有します。またある検査が紹介元施設で行われていた場合に、紹介先施設の方がさらに有効な結果が得られる場合には、重複した検査が行われる可能性があります。

三重医療安心ネットワークを利用するための手続きは?

三重医療安心ネットワークに参加している医療機関で、医療情報開示のための同意書を提出してください。一度同意書を提出して頂くと、三重医療安心ネットワークに参加している施設での情報共有が可能となりますが、希望された医療機関以外での閲覧は制限されますので、どこの医療機関でも自由に閲覧できるわけではありません。

また、三重医療安心ネットワークでの情報公開を希望しなくなった場合には、同意書と一緒にお渡しする同意撤回書を提出してください。速やかにネットワーク上への情報公開を停止します。

個人情報保護対策は?

三重医療安心ネットは以下のような個人情報保護対策を行っています。

  1. 暗号化
    個人情報は暗号化されていますので、回線上からの個人情報取得は非常に困難です。
  2. 端末の特定
    医療情報を閲覧するための端末は認証されており、特定の端末以外はネットワークに接続出来ないようになっています。
  3. 情報閲覧の記録
    ネットワークにアクセスした端末の操作は全て記録が取られており、いつ、だれが、どこで、どの情報を見たか確認できるようになっています。
  4. 医療従事者の責務
    医療従事者は法律上、守秘義務(患者様の情報等を漏洩してはいけない)を課せられているため、もし違反した場合には罰則が科せられます。

三重医療安心ネットワークに参加するための費用は?

三重医療安心ネットワークに参加して頂くのに特別な費用はかかりません。

三重医療安心ネットワークに登録している医療機関は?

現在、医療情報開示病院として三重大学医学部附属病院、三重中央医療センター、鈴鹿中央総合病院、松阪中央総合病院、済生会松阪中央総合病院、紀南病院、伊勢赤十字病院等18施設が登録されています。今後も、病院などを中心に拡充していく予定です。

また医療情報閲覧施設については、インターネット回線のある医療機関であればどこでも登録できるため、今後拡大していく予定です。登録医療機関についての詳細は、事務局までお問い合わせ下さい。

連携システムでやりとりされる情報って何?

あなたの個人情報である氏名、生年月日、住所、これまでの受診歴、投薬、注射、検査、画像検査(レントゲン、CT、MRIなど)の情報です。

今後、三重県の病院全てに導入されるの?

県全体でシステムを使って、情報を見られるように目指しています。