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診療のご案内

診療内容

食道良性疾患

(食道アカラシア・胃食道逆流症)

当科では食道がん以外にも食道の病気に対する手術治療を行っております。
食道アカラシアは、原因不明の食道の機能異常で,食道の下部が狭くなることにより食物が入らない、胸が痛む、嘔吐するなどの症状が起きてしまう病気です。食道アカラシアに対する手術は、食道下部の筋肉を一部切って狭くなった部分を広げると共に、胃の一部を食道に巻きつけることによって胃内容物の食道への逆流防止機構を付け加える方法を行います。

胃食道逆流症は、胃酸を中心とする胃の内容物が食道や口の中まで逆流して,胸やけや胸や胃が痛むなどの症状がでます。最初は薬物療法が治療の中心となりますが、薬物療法が有効でない方に対しては手術治療を行います。胃食道逆流症に対する手術は、胃の一部分を食道に巻きつけることによって胃の内容物の逆流を防止します。
当院ではこれらの食道疾患に対してはほとんど鏡視下手術で行っており、現在では臍の部分の傷口一か所だけで手術をする単孔式手術も取り入れています。(図4)
当院での食道手術はすべて,食道外科専門医のチームが担当いたします。

図4 単孔式手術の術後創