小児のがん

小児がん

小児がんとは、小児がかかるすべてのがんの総称です。一般的には15歳未満にみられるがんのことを言いますが、小児に多いがんがAYA世代(思春期および若年成人)に発生することも多く、その場合は、20歳を超えていても小児科で治療を担当する場合があります。

主な小児がんは、白血病、脳腫瘍、リンパ腫、神経芽腫、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)、肝芽腫、胚細胞腫瘍・性腺腫瘍、網膜芽細胞腫などです。小児がんは、大人のがんとは異なり、生活習慣にがんの発生原因があると考えられるものは少なく、大人ではまれながんが多くなっています。

三重大学医学部附属病院の小児科は、日本小児がん研究グループ(Japan Children’s Cancer Group; JCCG)に所属し、小児がんを治療している全国の施設と協力して、患者さんにとって最適な医療を提供できるように努力しています。