三重大学医学部附属病院がんセンターは、各診療科で個別に行われてきたがん治療を一元化し、診療科横断的に、各職種が連携して、全人的ながん診療を推進するための中央管理部門として、平成18年8月に設立されました。
三重大学医学部附属病院は、平成19年1月に、三重県のがん診療連携拠点病院の指定を受け、三重県のがん診療の司令塔としての役割も果たすことになりましたので、がんセンターでは附属病院内だけでなく、三重県全体を視野に入れたがん診療の体制整備にも取り組んでいます。
がんセンターは、現在、支援系統5部門、診療系統9部門の計14の部門から構成されており、それぞれにリーダーの医師を配置して活動を進めており、毎月1回、リーダー会議を県の健康福祉部の担当者も参加して開催しています。
会議では、附属病院全体のがん診療の発展に向けて協議を行うとともに、三重県のがん対策についても意見を交わしています。具体的な活動内容については、それぞれの各部門の紹介の項を参照して頂ければと思います。
がんセンターでは、「職種間、診療科間、施設間のひととひととの連携」を基本理念として、三重県のがん医療のさらなる発展を目指し、がんになっても、尊厳を持って安心して暮らせる地域共生社会の実現に向けて活動を続けていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。