小児のがん

脳腫瘍

小児がんの約20%と、白血病の次に多い腫瘍です。
脳腫瘍は、頭蓋骨の中にできる腫瘍の総称であり、腫瘍を構成している細胞の種類と、腫瘍が最初に発生した場所に基づいて分類されます。各部位からさまざまな種類の腫瘍が発生し、脳腫瘍全体では150種ほどに分類されます。
小児でよくみられる脳腫瘍として、神経膠腫 (グリオーマ)、髄芽腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫瘍、上衣腫が挙げられます。

治療

手術・化学療法・放射線治療からなる集学的治療が必要です。三重大学医学部附属病院の小児科では、脳神経外科や放射線治療科と緊密に連携し、患者さんに最適な治療を提供できるように努めています。また、日本小児がん研究グループ(Japan Children’s Cancer Group; JCCG)に所属し、小児がんを治療している全国の施設と協力して、世界標準の脳腫瘍治療を提供しています。