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先進血液腫瘍学講座について

当講座は血液腫瘍、特に悪性リンパ腫とその類縁疾患に関する研究・教育・診療を主な目的として、2021年4月に特定医療法人同心会　遠山病院からの寄附金により三重大学大学院医学系研究科の寄附講座として設置されました。

研究については、これまでの国内および東アジア多施設共同研究で得た経験とスキルを活かし、リンパ腫の希少病型・難治性病型の病態解明と有効治療の開発に取り組んでいます。教育に関しては大学院生のほか医学部学生、研修医、専門医まで広く対象とし、各々のニーズに応えスキルupを支える専門的教育を行っています。診療に関しては三重大学血液・腫瘍内科と連携しながら診療に当たるとともに、津市内から国までのさまざまなレベルにわたり、リンパ腫診療の環境整備を目指す活動を行っています。

当講座の教育研究領域の概要

血液腫瘍の病態解明と至適治療法の開発に関する研究

血液腫瘍、特に悪性リンパ腫とその類縁疾患について、病態の解明および至適治療法の開発のための研究を行う。

血液腫瘍に関する専門的教育

大学院生に対し、血液腫瘍 特に悪性リンパ腫とその類縁疾患に関する専門的教育を行い、研究の指導を行う。若手医師に対し、悪性リンパ腫とその類縁疾患に関する専門的教育を行い、診療技術の指導を行う。医学部学生に対し、悪性リンパ腫とその類縁疾患の医学的知識を深めるための教育を行う。

悪性リンパ腫診療の環境整備と患者・医療者支援

急速に患者数が増加しつつある悪性リンパ腫について、効果的な診療体制の構築を推進する。また、患者と医療者の双方に有用な診療支援情報の整備と提供を行う。