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【1/25】第32回緩和ケアセミナーを開催しました
第32回三重大学緩和ケアセミナーを開催しました。
日 時：2024年1月25日（木）18：30～19：30
会 場：三重大学医学部附属病院外来棟5階大ホール および 配信
講 演：「終末期医療における法的・倫理的問題へのアプローチ」
講師：国立がん研究センター生命倫理部 部長
同 中央病院臨床倫理支援室 室長
一家 綱邦先生
座長：三重大学医学部附属病院 緩和ケアセンター 松原貴子
人生の最終段階の医療・ケアを提供するにあたって、「最善とは何か」の問いに答えを見いだすことの困難に直面することがあります。臨床で生じる倫理的問題にどのように取り組んでいくのか理解し実践していく必要があります。今回のセミナーでは、人生の最終段階における医療・ケアにおける倫理的課題に取り組むにあたって押さえておきたい医事法学的根拠、現場でのガイドラインを中心に講演していただきました。また、混乱しがちなインフォームドコンセント、アドバンス・ケア・プラニング、アドバンスデレクティブ、DNARなど、終末期の苦痛緩和、鎮静、尊厳死と安楽死との正確な違いや考え方について詳細に概説があり、改めて理解を深めることができました。まだまだ本邦においても議論がなされるべき案件であることが理解できました。
全国から90名の方が参加し、事後アンケートでも好評価をいただきました。