ごあいさつ
第95回日本糖尿病学会中部地方会の会長を拝命しました、三重大学の矢野 裕です。
本会では2つの指定講演、1つのシンポジウム、2つの会長特別企画、12の共催セミナーが企画されました。糖尿病に関する講演につきましては、それぞれの分野のエキスパートの先生方にご講演いただき、新しい知見を共有できるかと思います。また、「糖尿病医療者・研究者のダイバーシティをpromoteする委員会」シンポジウムでは、各大学の講座、研究室を紹介するという今までにない斬新な企画になっております。また会長特別企画では、感染が拡大している新型コロナウイルス感染症に関して、治療も含めた今後の展望について講演していただきます。また、全国的にもユニークな三重大学の国際忍者研究センターにおける忍者学の研究から、現代人の日々の暮らしの中で役立つ忍術のご紹介をしていただきます。本センターでは活発な研究と、海外に対して積極的な情報の発信しております。この機会に忍者学についてぜひ触れていただければと思います。
新型コロナウイルス感染が拡大する難しい状況の中、一般演題に117の演題をご応募いただき、その中でYIAに37の演題のご応募いただき誠にありがとうございます。一般演題の内容は、リサーチ、症例報告、患者支援と非常に幅広く、新知見を示唆する内容となっております。特にYIAは甲乙つけがたい演題ばかりでしたが、その中で8演題ずつ2つのグループに分け、合計16演題を最終選考としました。
当初ハイブリッド形式による開催を目指していましたが、7月後半からの新型コロナウイルス感染の急速な拡大により、やむなく完全Web開催に変更しました。皆様方と直接お会いはできませんが、どこからでもアクセス可能なWeb形式の良さと、今回から開始しましたTwitterを活かしまして、2日間の会期中に最新の情報を共有し、議論を深めていただき、糖尿病に関する多くの問題点について解決の一助になれば幸いに思います。
最後になりますが、本学会ご協力、ご助言いただきました多くの方々に、この場をお借りして御礼申し上げるとともに、多くの方々の参加を心からお待ちしております。
令和3年8月
第95回日本糖尿病学会中部地方会
会長 矢野 裕
三重大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科