ABOUT薬剤部概要

業務

薬務・薬品管理室

【薬務室】
 職員の労務・人事管理や事務手続き、物品や備品の購入と管理及び修理、公的文書の授受ならびに発送および研修生・実習生の受け入れ手続きを行っています。また、病院内外の資料として各種薬事統計資料を作成したり、国や学会などの調査に協力したりしています。
また、当院と調剤薬局との薬薬連携の一環として、服薬情報提供書(トレーシングレポート)を運用しています。詳細は「地域連携」の「トレーシングレポート」をご覧ください。令和4年8月より「院外処方箋における事前合意に基づく調剤内容変更プロトコル」の運用を開始しています。事前に保険薬局との合意のもと、医師への個々の問い合わせを行うことなく、保険薬局の薬剤師がプロトコルに従い調剤内容を変更することを可能としています。

【薬品管理室】
 医薬品の購入・供給・在庫量の管理を行い、院内各部署に適正な品質の医薬品を円滑に供給することを任務としています。具体的には、購入管理では、薬事審議委員会で決定された医薬品等の使用計画を立案し、関係部署と調整のうえ決定、医薬品卸販売業者から医薬品を購入する手続きを行います。また、患者限定購入薬を含め3,000品目以上の医薬品の在庫量と使用期限を管理しています。医薬品の供給方法には大きく分け、1)処方箋に基づき薬剤師が調剤し供給する方法と、2)用時使用するため病棟等に配置する医薬品を請求に基づいて供給する方法があります。これらを正確に効率良く行うには、病院情報システムと搬送システムを上手に組み合わせて運用することが求められます。高額・希少な医薬品を多く取り扱っており、管理を適切に実施することは医療資源の節約や病院経営にとっても重要です。

医薬品の納品検収

納品された医薬品について、発注書と照らし合わせ、品名、規格、入り数、数量、有効期限を確認し、また外観上の品質検査や冷所保存品などの運搬状況を確認します。業務は院内物流管理システム(SPD:Supply(供給)、Processing(加工)、 Distribution(分配))を担う外部業者に委託しています。

処置用医薬品の交付

院内各部署で使用される処置用医薬品の在庫量、有効期限、配置場所は、薬品管理室で一元管理を行います。情報が登録されたラベルを医薬品に貼付し交付することで、使用状況を把握し、さらに保管状況等を定期的に確認・検証することで適切な医薬品管理に努めています。