保険薬局から処方医師への服薬情報提供書(トレーシングレポート)の書式をアップしました

平成26年9月18日 保険調剤薬局 各位 三重大学医学部附属病院 薬剤部長 奥田 真弘 処方せん応需薬局から処方医師への服薬情報提供書 (トレーシングレポート)の運用開始について 平素より、当院発行の院外処方せんを応需していただきありがとうございます。さて、保険調剤薬局におかれては、日頃より疑義処方に関して処方医師へ直接疑義照会を行っているところですが、昨今の院外処方内容の高度化と医薬品適正使用における薬剤師の役割に鑑みれば、薬局薬剤師が収集した処方上の問題や患者情報を、処方医師と適切に共有することは大変重要と考えられます。しかしながら、これまでは電話による疑義照会以外に、来局患者から聴取したアドヒアランスの状況や健康食品に関する情報などの緊急性の低い情報を、処方医師へ効率よくフィードバックする手段がありませんでした。 そこで、このたび当院薬剤部では服薬情報提供書(トレーシングレポート)の様式を用意し、保険薬局で入手した情報のうち緊急性は低いものの「処方医師への提供が望ましい」と考えられる内容について、当院へ送付していただく枠組みを提供させていただくことにしました。 様式は当薬剤部ウェブサイトからダウンロードしていただき、保険薬局にて事項をご記入いただいた後、FAX(059-231-5221)で薬剤部までご送信ください。薬剤部では内容に鑑み、医師や病棟担当薬剤師へ周知することで、情報の共有化を図ります。 外来患者さんの薬物治療は、医療機関と保険調剤薬局との連携が機能することで初めて、適正かつ安全に実施できるものと考えられます。保険調剤薬局各位のご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。  なお、服薬情報提供書に関するご相談は、副薬剤部長(村木 優一、TEL: 059-231-5463)までお問い合わせください。