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ごあいさつ

三重大学大学院医学系研究科腎泌尿器外科ホームページにアクセスいただきありがとうございます。本講座は1962年に皮膚科・泌尿器科が完全分離・独立講座となり、矢野登先生が初代泌尿器科教授にご就任されたのが始まりです。
2019年11月に井上貴博が伝統ある講座の第5代教授を拝命しております。私はこれまで26年間、主に尿路・男性生殖器の悪性疾患を専門として研鑽してきました。泌尿器科医として病気を治すことはもちろんのこと、病気を患った患者さんの気持ちをくみとり、患者さんに寄り添いながら一緒になって病気に向かい合う姿勢を常に心がけることが大切だと思っております。

我々が扱う領域は尿路・男性生殖器の悪性疾患(腎細胞がん・膀胱がん・前立腺がん・精巣がんなど)、排尿障害、尿路結石、尿路感染、男性不妊症・男性更年期障害、腎移植、小児尿路奇形など非常に幅広く人間の尊厳にも関わる領域です。泌尿器科領域はロボット支援手術や腹腔鏡手術などの低侵襲治療・免疫療法をはじめとした様々薬物療法の進歩がめざましく、今後は遺伝子診断に基づいた治療も近い将来行われると思われます。三重大学腎泌尿器外科講座はこれまで以上にロボット支援手術を含めた低侵襲・前立腺レーザー治療・腎移植など最先端の医療を提供していくと共に、安全で信頼される医療を行っていきたいと思います。

三重大学医学部附属病院は三重県内の唯一の大学病院で有り、診療・研究はもちろんのこと将来の医師を育てる教育機関という重要な責務もあります。三重県は南北に長い医療圏で最先端の医療を追求するだけでなく地域医療を担っていく医師を育てていくことも必要です。将来の医療のためには若い活気ある力がたくさん求められます。本講座は楽しくのびのびと意見の言い合える教室です。若い力が大きく羽ばたいていけるよう教室一丸となって全力でサポートします。是非ともたくさんの医師が門戸をたたいてくれることを願っております。いつ何時でも待っておりますので三重県内で泌尿器科医を希望される方は我が教室を訪ねてきてください。
三重大学の関連病院や開業医の先生方と情報交換しながら三重県の泌尿器科医療のレベルアップに邁進していく所存です。どうぞ皆様のご協力のほどよろしく御願いします。

三重大学大学院医学系研究科 腎泌尿器外科
教授 井上 貴博

教室の歴史

三重大学大学院医学系研究科腎泌尿器外科は、1944年3月15日 三重県立医学専門学校が設置され、津市立病院が三重県立医学専門学校附属病院となり、初代皮膚泌尿器科教授として矢野登先生がご就任されたことが始まりです。