伊勢赤十字病院

施設の特徴

当院は、明治37年2月日本赤十字社三重支部山田病院として開設されて以来、三重県中南勢地域における基幹病院としての役割を果たすため診療体制・高度医療機器等の整備の充実を図り、地域住民に対し必要な医療を提供してまいりました。 
現在も赤十字精神に基づく運営方針により、公的医療機関としての使命を遂行し、中南勢地域の基幹病院としての役割を果たすため日々努力しております。
また、赤十字病院の特色として、一般医療に貢献することはもとより、医療救護体制の整備、健康・病気についての啓発活動(赤十字健康大学の開催)、医療相談など、地域住民を対象とした多様な保健医療活動を展開しております。

研修科1の診療内容

肝臓内科

肝臓内科では肝細胞癌、ウイルス性肝炎に対する積極的治療を中心に診療を行っています。RFA、AAG、TACE、TAI、EVL、EIS、BRTO、肝生検、腫瘍生検、肝膿瘍・肝嚢胞ドレナージなど設備の整った環境で検査・治療の手技やC型肝炎に対する最新のウイルス除去治療の導入、脂肪性肝疾患の診断と治療、肝癌の緩和ケア治療の注意点や患者・家族との関わり、急性肝炎、食道胃静脈瘤破裂、肝癌破裂、劇症肝炎等の急性期の緊急処置など肝疾患全般に対する経験ができます。

消化器内科

消化器内科では、消化管・胆膵を中心に内視鏡検査、内視鏡治療(ESD,,ERCPなど)、癌化学療法、炎症性腸疾患など積極的に加療を行っております。県内でもトップの内視鏡検査、処置件数の多さであり、経験も多く積む事が出来ます。当院の特徴としては、南西地区の救急医療を担っており、消化器内科を中心とした救急疾患についての診断、処置、治療などが多く学べます。また、消化器内科以外の診療科も充実しており、担当患者が他科の事で困った時にはすぐにコンサルトが出来ます。後期研修された後に県外の病院に行く事も可能であり、また研修より帰ってきた先生の指導が受けられます。県内では後期研修医として、消化器疾患全般を学ぶ為には大変良い環境と考えております。消化器内科を希望される先生方をお待ちしております。

神経内科

神経内科をサブスペシャルティとする総合内科専門医コースです。当院の神経系疾患の診療実績(患者数)は、全国のDPC制導入施設1584病院の中で50位、三重県では1位(2015年度)を誇り、脳神経外科、脳血管内治療科とのコラボで、脳血管障害や髄膜炎、けいれんなどの神経救急から、神経難病、末梢神経、筋疾患など神経系の多彩な症例に出会えます。当科は初期研修の必修科であり、初期研修医や三重大学医学部のクリニカルクラークシップ学生の指導にあたるとともに、三重大学臨床教授、准教授、講師を兼務する経験豊富なスタッフから直接指導を受けることができます。

血液内科

血液内科は主として、白血病・骨髄異形成症候群・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などに代表される造血器悪性腫瘍や再生不良性貧血・溶血性貧血・赤芽球瘻などの貧血症例、ITP・DIC・TTP・HUSなど出血性および血栓性疾患、感染性疾患や免疫性疾患など広い範囲を対象としています。当科は、10床のクリーンルームを含むゾーン化した30床の血液内科病棟(5P1病棟)、50床の外来化学療法室などの施設が診療の中心となります。1993年県下では三重大学に続き造血幹細胞移植療法を確立し、2000年2月から骨髄バンク移植認定施設、2004年からは臍帯血バンクネットワークに加入、末梢血・骨髄・臍帯血のほぼ全ての同種移植に対応し、県下で最も多い移植症例数(約230例)となっています。近年では、移植前処置の進歩により高齢者にまで適応が拡大しており、難治性造血器疾患の根治療法として実績を上げています。また、自家末梢血幹細胞移植は多発性骨髄腫や再発悪性リンパ腫を中心に行ない、 白血病や悪性リンパ腫などの化学療法では、全国的な多施設共同研究に参加してエビデンスに基づいた治療を実践しています。移植医療から抗がん剤・分子標的薬を中心とする化学療法や輸血細胞療法から各種の補助療法まで、血液疾患診療のほぼ全てが当院の研修で体験できることになります。

腎臓内科、リウマチ・膠原病科

ネフローゼや腎炎、腎症、透析はもとより全身管理を行っている科であります。特に腎機能低下した症例では、腎臓の評価はもとより血圧は?貧血は?(腎性貧血の合併症があるかということ)、電解質などのバランスは?ホルモン(副甲状腺ホルモンなど)は?心臓は?血管は?動脈硬化は?骨の変化は?食事療法は?投薬量は?と次から次へ全身状態を考えて治療を行っております。また、リウマチ性疾患の診療は時に多臓器に及ぶため、各科と連携を取りながら診療にあたっております。
実りある研修ができるようお互い頑張りましょう。

糖尿病・代謝内科 専攻医が行う診療内容

外 来

主に初診患者を担当し、入院の適否を決めるとともに今後のfollow upの仕方を学んでもらう。定期の専門外来として可能な限り、週1回持ってもらう。また、他科依頼に(上級医とともに)対応してもらう。

救 急

週1~2コマ(1コマ/半日)救急外来診療を行い、一般内科医としての技量も身につけていただく。希望に応じて調整も可能です。

病 棟

こちらが中心となる。糖尿病教育入院を中心に、チーム医療を研修していただくとともに、他科からの依頼(主に血糖コントロール)をこなせるように研修していただく。さらに内分泌疾患の負荷試験も行い、診断ができるようにする。また、common diseaseも内科医にとっては重要なため、専門分野以外の疾患もできだけ多く診ていただく。

学生・初期研修医の教育

学生や初期研修医に最も近い存在として上級医とともに積極的に指導を行い、自分の指導力も身につけていただく。

その他院内外での活動

やまだ糖友会にて患者さんと接する(食事会)。
また、糖尿病協会主催のウォークラリーの開催(鈴鹿及び紀南地区)、南勢地区糖尿病チーム医療研究会(他病院との交流)、伊勢市民公開講座(市民啓発など)に参加してもらう。

糖尿病・代謝内科からのメッセージ

チーム医療を最も大切にする科だと自負しています。驕らずおかげの気持ちを持ってともに医療を楽しもうではありませんか!

研修責任者からのメッセージ

三重大学総合診療専門研修プログラムで当院での研修を考えている皆様へ

当院は伊勢志摩地区の急性期病院として、質の高い医療を提供すべく日々忙しい毎日を送っております。その中で色々な内科があります。当院の特徴として専門性は非常に高いですが、医局は合同医局であり、他科との垣根が少なく、色々なことが相談しやすいのが特徴です。また、若い先生が多く非常に活気があります。では当院で学んだことが総合医療医としてどの様に役に立つのかなと思われると思いますが、先日当院の楠田司院長が「医療の現状と当地における当院の役割」と題して、職員に素晴らしいご講演をされました。その中で当院の目指す医療について述べられておりますので、紹介させて頂きます。

【・・・人には、いつの時代、どこの地域でも変わらぬ感情があります。試験に合格した喜び。謂れのない悪口を言われたときの怒り。飼い猫が居なくなった時の寂しさ、悲しさ。明日から海外旅行といったときのわくわく感、など喜怒哀楽がありますが、そのうち、最も強い喜びは、子供、孫の誕生や、今回の地震報道であったように倒壊家屋からの奇跡的に無事救出されるなどの生命の誕生や再生ではないでしょうか。未来への明るい希望となる喜びです。その対極をなすのが、家族や友の死です。傍らにいるのが当然と考えがちですから、亡くしてからはじめてわかる損失感、有難さ、感謝を伝えられなかった後悔など複雑な感情を伴った悲しみは計り知れません。この根源的な感情に挑むのが急性期医療です。消えかけた命の灯火をもう一度灯そうとする生命再生への挑戦です。患者さんやその家族を絶望から満面の笑みに変えることができます。そして、我々が命を守る為に使った時間や労力は決して犠牲となりません。我々自身の人生観を高め、心を豊かにし、必ず自分に戻ってきます。そして家族を守り、地域を守ることに繋がって行くことを忘れないですださい。】

当院はこのような理念で運営しております。家族や地域を守ることは、総合診療の中で最も大切なことと思います。

当院で学んだ先生方が、将来立派な医師になっていくことを楽しみとし、当方も頑張ってサポートさせて頂きますので宜しくお願い申し上げます。

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施設概要

所在地

三重県伊勢市船江1丁目471番2

連絡先

0596-28-2171

病床数

一般病床数651、感染症病床数(第一種・2床 第二種・2床)
計 655床

医師数

177名

診療科

血液内科・感染症内科・肝臓内科・糖尿病 代謝内科・呼吸器内科・消化器内科・循環器内科・腎臓内科・神経内科・精神科・小児科・外科・乳腺外科・整形外科・リハビリテーション科・脳神経外科・呼吸器外科・心臓血管外科・産婦人科・泌尿器科・皮膚科・眼科・頭頸部 耳鼻咽喉科・放射線診断科・放射線治療科・麻酔科・腫瘍内科・歯科口腔外科・緩和ケア内科・形成外科・病理診断科・総合内科・脳血管内治療科・リウマチ 膠原病科・新生児科

研修プログラムでの担当科目

内科(循環器科・肝臓内科・糖尿病 代謝内科・消化器科・血液内科・神経内科・呼吸器内科・腎臓内科・リウマチ 膠原病科)

募集要項

身 分

常勤

宿 舎

宿舎(医師住宅なし)※住宅手当の支給有り

当直/待機

月2~3回程度