2020/3/7 中部ブロック支部ポートフォリオ発表会<参加レポート>
3月7日(土)、中部ブロックポートフォリオ発表会がオンラインで開催され、総合診療科の宮松弥生先生が最優秀賞を受賞されました。
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三重大学総合診療専門研修プログラム 専攻医1年目の宮松弥生です。
3月7日に中部ブロックポートフォリオ発表会へ参加しました。
この会は、日本プライマリ・ケア連合学会中部ブロック支部の専攻医が、それぞれ研修中に経験した事例についての学びや自分の成長についてを省察し、プレゼンテーションの形で発表するものです。
そして普段直接指導を受ける機会の少ない、他県の指導医の先生方にもフィードバックをいただける、実り多き企画です。
今回は各プログラムから私を含めた計8名の専攻医が発表を行いました。
(新型コロナウイルスの影響で、初のオンライン開催となりました。)
私が発表したのは、専攻医になったばかりの頃の経験です。
「ドクターショッピングや治療拒否をする患者さんに対して抱いた違和感に向き合うことで、病気の悪化や人生に対する不安が状況を複雑化させているという ”問題の本質” に気づき、不安に配慮した言動により患者さんと良好な信頼関係を構築した」という事例でした。
今回の事例はドクターショッピングや治療拒否でしたが、他にも様々な理由でスムーズに診療が進まない違和感を抱くことがあります。
その時に、違和感から目を背けたり、ネガティブな感情を持ったりするのではなく、 ”問題の本質を理解して患者さんの信頼を勝ち取るチャンスだ!” というポジティブな向き合い方もあるのだということを学びました。
発表会までにポートフォリオをブラッシュアップする過程や、参加された指導医の先生方からのフィードバックにより、さらに学びを深めることができました。
そして、最後には参加者全員の投票により上位2名が表彰され、最優秀賞をいただきました!
学びとともに自信も深まり、今後の活力になりそうです。
そして日頃の診療やポートフォリオのご指導に感謝しつつ、これからも様々な経験を積み重ねて行きたいです。
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