三重大学総合診療ネットワークのブログ

お知らせ

9/21  国際家庭医療セミナーin三重を開催しました!!

三重大学家庭医療ネットワーク・三重大学医学部附属病院総合診療科の近藤諭です。

 2018921日(金)、本学探索医学研究棟の家庭医療学教室にて、豪州フリンダース大学地域医療学部 (Rural Clinical School) Jennene Greenhill副学部長をお招きして、第7回国際家庭医療フォーラム in 三重を開催致しました。フリンダース大学では、1年間もの長期間医学生が地域のクリニックや病院で実際の医師のように診療へ参加しながら学ぶ地域基盤型臨床実習 (Longitudinal Rural Clinical Clerkship, LRCC)を行なっています。
今回の講演を通じて、LRCCの利点やエビデンスをお話いただきました。単に良い教育方法を知るだけではなく、実際にLRCCを取り入れる時の障害や苦労についても学ぶことができました。、また、地域で学ぶ医学生へ効果的な支援のあり方についても、参加者と活発に議論頂きました。
三重大学家庭医療ネットワーク・三重大学医学部附属病院総合診療科・家庭医療学講座でも、日本国内としては最長の4ヶ月もの地域での臨床実習を行っております。
私たち教員にとって、この分野で先をゆくフリンダース大学Jennene Greenhill先生の講演を通じて、勇気付けられるとともに、さらなる挑戦の必要性を再確認する機会となりました。
翌日の9月22日には、総合診療の専攻医が、地域で学ぶ実際の姿をJennene Greenhill先生とともに見学致しました。日本での総合診療医専攻医の訪問診療や外来診療、そしてそれをどのようにファシリテートしているかの実際を見ていただき、Jennene Greenhill先生にも喜んで頂いたとと感じています。私自身も今回の来訪のコーディネーターとして、Jennene Greenhill先生と関わる時間を長く得て、私の感じていた地域での医学生の評価の難しさについて、議論することができました。この議論を経て、地域での医学生の形成的評価に労力をきちんと割くことの重要さを感じることができました。
今後もフリンダース大学Jennene Greenhill先生との様々な形で交流を深め、地域の皆さんのお力を借りながら、日本でのLRCCの拡充に務めてゆきたいと考えています。

 

三重大学家庭医療ネットワーク
三重大学医学部附属病院総合診療科 助教・教育医長
三重大学地域人材教育開発機構 教学IR・教育評価開発部門 助教(兼)


近藤諭  

一覧を見る