三重大学総合診療ネットワークのブログ

大学スタッフのアカデミックな日々

【9/5 Journal Club】 IF, COI, 資金源が効果量に及ぼす影響

【発表者】市川周平 (地域医療学講座 助教)

【論文】Froud R, Bjorkli T, Bright P, et al. The effect of journal impact factor, reporting conflicts, and reporting funding sources, on standardized effect size in back pain trials: a systematic review and meta-regression. BMC Musculoskelet Dis 2015; 16: 370.

【趣旨】腰痛領域の臨床試験を対象に、掲載誌のインパクトファクター (IF)、利益相反 (COI) の報告の有無、および資金源の報告の有無が、効果量に影響するかを検証した。系統的レビューで146本の文献を抽出し、メタ回帰分析を用いて解析した。効果量およびその絶対値をアウトカムとした。効果量にはいずれの要因も影響をおよぼさなかった。効果量絶対値には資金源の影響が認められ、資金源の報告がない研究と比較して、ないと報告している研究で有意に大きかった。考察では、領域や疾患に特有の事情を備に挙げ、他領域/疾患での結果との矛盾を精査した。

【議論】研究を進めていく上で、どのようにして資金源や利益相反関係と付き合い、開示していくべきかを議論しました。

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