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第2回三重がん・生殖医療セミナーに参加してきました

8/3に三翠ホールで開催された、第2回三重がん・生殖医療セミナーに参加してきました。
今回のテーマは「小児がん」。小児、AYA世代(adolescent and young adult)のがん患者さんは、病気を克服しても、治療の影響で将来不妊となってしまうことがあります。
もちろん病気を治すのがまず第一ですが、私たち小児科医は、子どもたちの将来まで見据えた治療やフォローをしていく必要があると思います。
今回のセミナーでは、治療開始前に精子や卵巣などを採取、保存する「妊孕性温存療法」について、どのように患者さんに伝えるかなど、他職種に渡るチームの取り組みが紹介されました。
まだまだ将来のことを考えるのが難しい子どもたちに、妊孕性について伝えることの難しさ、家族が決定することの葛藤など、課題はたくさんありますが、三重大学では、産婦人科医、小児科医、看護師、CLS(child life specialist)、胚培養士などなどたくさんの人々がチーム一丸となって患者さんをサポートしています。
これからも病気と闘う子どもたち、それを支える家族に、他職種で寄り添っていければいいなと思いました。

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