教育体制

教育担当者インタビュー〈2018〉

スタッフの笑顔が、患者さんの安心感や前向きな気持ちに繋がる!

入職7年目・Iさん

まずは現在の部署と、仕事内容を教えてもらえますか?

入職した時からずっと肝胆膵移植外科と消化器内科の混合病棟で働いています。 臓器移植手術などの急性期の患者さんから、内科の終末期にあたってくる患者さんまで幅広く看ています。 ここは、輸液管理や全身状態の管理など、看護師として学んでおいたほうが良いことがたくさん経験できる部署ですよ。

あなたが仕事をする上で大切にしていることは?

笑顔で働くことです。 病院はただでさえ「怖い」「暗い」という印象が強い場所です。そんな場所で怖い顔をしていたら、患者さんはもっと不安になってしまいますよね。スタッフが笑顔で活き活きと働くことで、患者さんの安心感や前向きな気持ちに繋がると…私は信じています。
また、笑顔でいることは他のスタッフとのコミュニケーションにも有効だと思っています。 しっかりとスタッフ間で良好なコミュニケーションをとれていることが、最終的には患者さんへのより良いケアに繋がると考えています。

看護することの難しさを感じるときは?

自分と違った境遇や考え方の人の看護をする時でしょうか。病院にいると年齢や人種、病気も様々な人がいて、さまざまな考え方の人がいます。自分と似た考えの人は共感もしやすいし、相手もこちらの説明などを理解してくれやすいですが、その逆もやっぱりあって。 その人その人で考えや生き方が違うから、いろんな考え方を受け入れてその人の気持ちに寄り添って考えるのって難しいなって思います。

この病院では高度急性期、急性期の患者さんが多いですが、そんな患者さんを看ていくことで大事なことはなんですか?

患者さんのそばで、しっかり自分の目でみることですかね。
高度急性期・急性期では、カルテから情報を的確に読み取ることはもちろんなんですけど、患者さんの傷にしろ様子にしろ、やっぱり自分の目で見られる情報って多いので、患者さんのところに行って、一番近くで話を聞いて…フィジカル面をしっかりアセスメントするということが看護の基本だと思います。

新人を指導する時に大切にしていることはどんなことですか?

たくさん褒めてあげること。 1年生ってできないことも多いですけど、すごいスピードで色んなことを学んでいってくれるので、 「4月はこれできなかったよね」とか、「これもできるようになったんや」「さっきの関わり方よかったよ」とか、言葉に出して素直に褒めるようにしています。
1年生はただでさえ不安と経験不足で自信がない子が多いので、あれダメこれダメって言っていると、どんどん萎縮しちゃって。「いいよいいよ」「これはできてるから大丈夫」って安心させてあげたほうが、どんどん積極的にやってくれるようになって。いいところをたくさん伝えて伸ばしていって、自信を持って色んなことに挑戦していってもらいたいと思います。

過去の教育担当者インタビュー

入職7年目・Iさん