運動習慣

身体を動かす

仕事や運動などで、身体活動量が高い人ほど、がん全体の発生リスクが低くなるという報告があります。身体活動量が高い人では、がんだけでなく、心疾患のリスクも低くなることから、死亡全体として考えた場合のリスクも低くなります。
普段の生活の中で、可能なかぎり身体を動かす時間を増やしていくことが、健康につながると考えられます。

活発な身体活動によりがんになるリスクは低下します

国立がん研究センターの研究報告によると、男女とも、身体活動量が高い人ほど、何らかのがんになるリスクが低下していました。特に、高齢者や、休日などにスポーツや運動をする機会が多い人では、よりはっきりとリスクの低下がみられました。
がんの部位別では、男性では、結腸がん、肝がん、膵がん、女性では胃がんにおいて、身体活動量が高い人ほどリスクが低下しました。

推奨される身体活動量

では、実際にどれくらい身体を動かすとよいのでしょうか?

厚生労働省は、「健康づくりのための身体活動基準 2013」の中で、18歳から64歳の人の身体活動について、“歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行うこと”、それに加え、“息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行うこと”を推奨しています。
同様に、65歳以上の高齢者については、“強度を問わず、身体活動を毎日40分行うこと”を推奨しています。
また、すべての世代に共通で、“現在の身体活動量を少しでも増やすこと”、“運動習慣をもつようにすること”が推奨されています。

推奨される身体活動の目安

身体活動の取り組み方
現在の身体活動量を、少しでも増やしましょう。例えば、今より毎日10分ずつ長く歩くなど。
運動の取り組み方
運動習慣をもつようにしましょう。例えば、30分以上の運動を週2日以上行うなど。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「科学的根拠に基づくがん予防 がんになるリスクを減らすために」(9,10)