合指(趾)症とは
ゆびがくっついている状態を合指(趾)症と呼びます。
手術では、くっついているゆびの皮膚や骨を切り離します。切り離したゆびの間に皮膚が足りないときは、ほかの場所から皮膚移植を行うことがあります。
多指(趾)症とは
ゆびの本数が多いと、物をつかんだり、箸やハサミを使うなどの動作が難しくなる場合があります。
手術では、ゆびの機能、見た目など総合的な判断で切除範囲を決定し、かたちを整えます。
巨指(趾)症とは
ゆびの一部が大きくなり、手であれば日常動作や衣服を着ることに困ったり、足であれば歩行や靴を履くことなどが難しくなることがあります。うまく手や足を使えない状態が長引くと、筋肉や骨の成長に影響することもあります。
手術では、大きくなっている部分を切除し、かたちを整えます。
手術時期について
手術は全身麻酔で行います。お子様の状態に合わせて、1歳頃より手術を検討します。それまでは外来で経過観察を行います。
手術のあとは・・・
手の動作や歩行などに問題がないかどうか、経過をみていきます。また、成長とともにゆびの変形が見られることがあり、その際は修正手術を行います。