学生教育

三重大学医学部付属病院総合診療科/大学院医学系研究科家庭医療学では、医学生へのカリキュラムとして、総合診療や家庭医療を経験および学習する機会を提供しています。総合診療や家庭医療を早くから経験することで、学生たちが次代のプライマリ・ケア医や専門科の良き連携相手として育ってくれることを期待しています。

医療と社会 (1年次)

三重大学医学部医学科1年生を対象とした患者中心の医療、プロフェッショナリズム、地域医療をテーマとした1年間の早期医療体験カリキュラムです。講義、三重県内の50の医療施設・診療科の協力を得ての現場体験実習、ポートフォリオ作成及び発表会による振り返りで構成されています。シネメデュケーション、多職種連携をテーマとした看護学科学生との合同講義なども含まれています。家庭医療学の教員だけでなく、看護教員、市中病院長、市長、行政担当者など、幅広い方々に講師をお願いします。

研究室研修 (3年次)

学生たちに研究の経験を積ませ、リサーチマインドを養うために、3年次9月から4年次7月までの1年間、研究室に所属して研究を行います。一人の教員に1年間師事し、研究疑問の立て方やプロポーザルの書き方から、研究の実施、解析、公表までのすべてのプロセスを経験します。また、学生によっては成果を学会で発表することもあります。

IDT-MIE (3-5年次)

将来、医療の現場でスムーズに協働できるようになることを目指して、IDE-MIEというワークショップを開催しています。IDT-MIEでは、三重県や岐阜県の保健医療福祉専門職を養成する大学 (三重大学、三重県立看護大学、鈴鹿医療福祉大学、皇學館大学、朝日大学) に所属する3年生~5年生が協働し、患者さんのケアプランの立案に取り組みます。医師、看護師、薬剤師、歯科医師、理学療法士、心理士、社会福祉士、栄養士などの卵たちが一緒に患者の問題解決に取り組むことを通して、視点の違いを経験し、多職種で協働することの楽しさや難しさ、連携することの意義を学びます。

家庭医療学講義 (4年次)

毎年秋に、三重大学医学部4年生を対象に家庭医療学講座としてのブロック講義を行っています。
2015年度は「鑑別診断を念頭に置いた問診と身体所見」を目標に、計16コマ行いました。

日 程 時 間 担 当 テーマ
10/16 (金) 15:00~15:50 宮崎 臨床推論
プライマリケアで使える「臨床推論」
~デキル臨床医のアタマの中~
10/19 (月) 9:00~9:50 竹村 腹痛
10/21 (水) 10:00~10:50 北村 発熱
「発熱」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「熱があります」にどう迫るか~
10/22 (木) 10:00~10:50 竹田 胸痛
「胸痛」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「胸が痛いんです」にどう迫るか~
10/22 (木) 14:00~14:50 御前 浮腫
「浮腫」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「むくんでいるんです」にどう迫るか~
10/22 (木) 15:00~15:50 四方・市川 EBM
プライマリ・ケアで使える実践的EBM
10/22 (木) 16:00~16:50 四方・市川 EBM
10/23 (金) 16:00~16:50 竹村 メンタルヘルス
10/27 (火) 9:00~9:50 若林 めまい
「めまい」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「めまいがします」にどう迫るか~
10/28 (水) 13:50~15:50 TBL-tutorial
10/29 (木) 9:00~9:50 谷崎 腰痛
「腰痛」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「腰が痛いんです」にどう迫るか~
10/30 (金) 9:00~9:50 近藤 咽頭痛、頚部痛
「頚部痛・咽頭痛」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「喉が痛いんです」にどう迫るか~
10/30 (金) 15:00~15:50 もの忘れ
「もの忘れ」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「なんか様子がヘン」にどう迫るか~
10/30 (金) 16:00~16:50 江角 便通異常
「便通異常」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「下痢してます便秘なんです」にどう迫るか~
11/2 (月) 9:00~9:50 田口 意識障害
「意識障害」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「意識がおかしい」にどう迫るか~
11/6 (金) 10:00~10:50 橋本 頭痛
「頭痛」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「頭が痛いんです」にどう迫るか~
11/6 (金) 14:00~14:50 原田 咳嗽
「咳嗽」へのプライマリ・ケア的アプローチ
~「咳が出るんです」にどう迫るか~