休職からの復職支援

復職支援取り組み内容のポイント

休職者が復帰しやすいようなつながりを保つ

  • 育児休暇中にも医局イベントや勉強会への参加自由
  • ネットシステムを利用して自宅からも参加可能

休職・キャリア中断者等の積極的な受け入れ

  • 休職取得に寛容な雰囲気をつくる
  • 育児等でキャリア中断した者の再研修の受け入れ
  • 他の専門診療科からの変更にも柔軟に対応

おたがい様の意識で負担を分散する

  • 院内での協力、他施設からの応援を要請できる
  • 各人の業務内容の見直しや業務効率化のきっかけとする
  • 声掛けや面談などお互いにコミュニケーションを図る

全員でワークライフバランスを意識する

  • 有給休暇の取得、帰宅時間の改善に取り組む
  • 会議を勤務時間内に開催するよう努める

多様な働き方を受け入れる風土

職場復帰の流れ

休職前

  • 本人、上司、プログラムデイレクターでの面談
  • 休職予定日の確認
  • 休職前の業務内容の調整、勤務時間の調整など
  • 休職期間中の院内協力、院外からの人的サポートを検討

休職中

  • 職場への出入り、学習会やカンファレンス等への参加は可能
  • 復職1-2カ月前をめどに面談
  • 各自の状況を考慮した復帰予定日、復帰後の勤務体系を検討

復職後

  • 各自の状況に応じた勤務体系(時短勤務、夜勤なし等)
  • 上司との面談による診療能力や体調などの確認
  • 時短勤務利用者では段階的に通常勤務へ移行
  • 今後の研修プログラム、キャリアの調整

体験者の声

大学、亀山医療センターで産育休を経験、仕事と育児を両立し後期研修終了

私は、2009年、2012年に2度の妊娠・出産を経験し、2010年に復帰し、現在は2人目出産後の育児休暇中です。後期研修中の妊娠・出産であり、今後の研修と育児との両立に多くの不安がありました。その際、プログラムディレクター、指導医、メンターとの面談を重ね、勤務形態、研修先について柔軟に対応していた
だき、復帰後は外来業務から再開し、夜間はバックアップいただきながら、希望していた病棟業務もさせていただきました。時間はかかりましたが、研修先の指導医のご理解もあり、希望していた高度救命救急センター、内科、小児科、整形外科、診療所、内視鏡、透析の研修を修了することができました。何より当プログラムスタッフの多くが、『人生における様々な経験が今後の診療に役立つ』という考え方を持っておられたこともあり、仕事と育児の両立を快く応援してくださったことが大きかったと思います。

オランダと日本で3人の育児と仕事を両立、大学で復職スタート

オランダで2人の育児と診療を経験。第3子の出産後、1歳になる頃に日本へ帰国。仕事の検討もつかないところ、知人の紹介で三重大学総合診療科の外来勤務を始めました。大学では、保育園のお迎えの5時すぎに帰れるよう配慮して頂きました。外来では他の医師からのサポートがあり、難しい症例は相談ができ良かったです。また、大学病院から少しずつ外病院へ出ていく感じで、働くペースや勘を取り戻すことができ、スムーズに臨床へ復帰できました。名張市立病院や生協病院(高茶屋診療所)では併設保育園があり、風邪などの時も働けて安心できました。休園日は、津市のファミリーサポートに登録して会員宅に預かっていただきました。具合の悪い時に、近所のお家に頼ることもあり、病児保育の対策がないと、完全復職はできなかったと思います。また、子供が小さい時に仕事を全くしないと、臨床に戻るハードルはさらに高くなる気がします。

一志病院での家庭医療研修中に男性の育児休暇を経験

2人目の妊娠時、妻が妊娠合併症のため、出産1か月前より入院。妻の入院日より県立病院規定による特別休暇と有給休暇を利用し働く。その間は午前の外来業務は通常通りこなし、午後の外来の短縮と、入院業務の軽減を図って頂いた。出産後約1週間より育児休暇を利用、出産後2カ月にて職場復帰を果たす。過去、当院での男性医師の育児休暇利用は稀であったが、子育て世代の医師の増加から理解は十分に頂き、仕事も卒なくカバーして頂けた。県立病院のため、育児休暇制度等がしっかり規定されており、制度的にも利用しやすい。加えて、当院の医師派遣は三重大学病院医局からであり、当直業務の応援も依頼しやすい関係である。また、子育ての大変さを知ったことで、仕事もますます頑張れるようになったと感じている。