三重大学総合診療ネットワークのブログ

お知らせ

8/3 日本プライマリ・ケア学会 第31回夏期セミナーでワークショップを出展しました

三重大学総合診療専門研修プログラム1年目の宮松です.
今回は津ファミリークリニックの原田先生を筆頭に,指導医1名,大学院生(指導医)1名,専攻医3名の計5名のチームでワークショップ「もし家庭医療について質問されたら〜もしカテ〜」を開催しました.
「家庭医療に興味あるんだ〜」と家族や友人に話したとき,「家庭医療って何?」「なんでも診るの?」「専門科に進んだほうがいいんじゃない?」「なにそれ美味しいの?」と聞かれたことはありませんか?そしてその質問にうまく答えられずにもやもやしたことはありませんか?
家庭医療を志す医学生,研修医のそんなもやもやにスポットを当てるのがこのセッションです.
  1. 導入〜家庭医って必要?〜
    気づけば時代も平成から令和へと代わり,医療を取り巻く環境も大きく変化してきています.現在日本は4人に1人以上が高齢者であり,それぞれが多数の疾患を抱えています.複数科への通院や多剤内服などにより患者さんへの負担も医療費も増大する一方...そんな時代の救世主こそ,年齢性別・臓器に関わらず幅広く診療ができる家庭医ではないでしょうか?
  2. ワークショップ+レクチャー
    今回は4つのグループに分けてのグループワークでした.
    まずは参加者の皆さんに,「家庭医療に進もうとしている人がいたら,どんな質問をしますか?」というテーマで意見を出し合ってもらいました.

    多かった質問としては
    ・言葉の定義:総合診療科と家庭医療と総合内科って何が違うの?
    ・志望動機:なぜ専門科ではなく家庭医を選ぶ?家庭医の魅力は?
    ・将来性:具体的なキャリアプランは?どこで働くの?

    などなど.その他にも「家庭医は日本に本当に必要なの?」「優しいだけの医者じゃないの?」「儲かるの?」「大変じゃない?」といった素朴な質問も出してもらいました.

    そして「もし自分が質問されたらどう答えるか」をグループメンバーの知恵をしぼって考えました.家庭医のエッセンスを織り交ぜながら議論が進んでいき,自分たちなりの思いや考えを共有しました.また,その後のレクチャーで家庭医の理念や専門性について理解を深め,質問に対する答えもブラッシュアップすることができました.

私自身も参加者の皆さん同様に,学生時代はたくさんのもやもやを抱える一人でした.
専攻医になった今,家庭医の立ち位置や自分のアイデンティティについて見つめ直す良い機会になりました.そして自分のもやもや体験を元に,これから家庭医を志す方々の良いロールモデルになれるよう成長していきたいと思いました.   
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