三重大学病院広報誌
『ミュース』連載レシピ

2013年 ミュース12号 レシピ

夏野菜とチキンの
メタボレスカレー

動物性脂肪を大幅カット!
カレールウを使わない 体に優しいカレーライス

できあがり写真

夏はカレーが無性に食べたくなりませんか?

カレーに含まれる色々なスパイスは体を温め発汗作用があり、体温を下げる効果がありますので暑い夏にピッタリです。
しかし、カレーは高脂肪・高カロリーというのが難点です。
そこで今回紹介するのは、脂肪を大幅にカットしたカレーです。
カレー粉から作るのは難しいと思われがちですが、料理が苦手な方でも意外と簡単に作れます。

材料 6人前

  • 鶏もも、皮なし 400g(2枚)
  • コショウ 少々
  • 食塩 1.2g(4つまみ)
  • 小麦粉 12g
  • カレー粉 12g(大さじ2)
  • オリーブ油 16g(小さじ4)
  • たまねぎ 500g(2個)
  • にんじん 100g(2/3本)
  • なす 240g(2本)
  • かぼちゃ 120g(1/8程度)
  • レンコン 100g(中1/2節)
  • 赤ピーマン 100g(3〜4個程度)
  • じゃがいも 160g(1個)
  • にんにく 10g(1片強)
  • しょうが6g(小さじ1強)
  • カレー粉 6g(大さじ1)
  • 食塩不使用トマト缶詰 400g(1個)
  • 固形コンソメ12g(2個)
  • ウスターソース 50g(大さじ3弱)
  • はちみつ 8g(小さじ1強)
  • 赤ワイン 30g(大さじ2)
  • 無糖ヨーグルト 40g(約1/5カップ)
  • 600g(3カップ)

ガラムマサラ少々※辛味が足りない時に食卓で使用します

作り方

  1. たまねぎ、にんじん、なす、かぼちゃ、レンコン、赤ピーマンは好みの大きさに切る。にんにく、しょうが、じゃがいもはすりおろす。
  2. 鶏もも肉は皮と脂肪を除いてひと口大に切り、塩とコショウ、カレー粉と小麦粉をもみ込み、オリーブ油を熱した鍋で中火で炒める。
  3. 鶏肉に焼き色がついたら、中火のまま、たまねぎ、にんじん、なす、かぼちゃ、レンコン、赤ピーマンとAを加えて1分程炒め、Bとじゃがいもを加え煮立ったら、強めの弱火で約30分煮る。
脂肪カットでもおいしいポイント
●ポイント1:鶏肉の下処理にひと手間かける
鶏もも肉は、皮をはがす事でカロリー約半分になります。
また肉にくっついている脂肪をできる限りそぎ落とす事でさらにカロリーダウン。
外からは見えない中の脂肪はひと口大にカットしてから取り除きます。
舌触りが滑らかとなり、口当たりが良くなります。
●ポイント2:鶏肉にもみこんだ小麦粉
ルウを使わなくても、少量の小麦粉を肉にもみこむ事で適度なとろみが生まれます。
また鶏肉がでんぷんでコーティングされるので脂肪カットしても固くならずに、口当たりがよくなります。

栄養価
比 較 1人前

(ご飯は含まない) エネルギー 蛋白質 脂質 炭水化物 飽和脂肪酸 食物繊維 食塩
夏野菜とチキンの
メタボレスカレー
265kcal 17g 6.4g 35.1g 2.5mg 1.34g 6.5g 2.0g
ルウを使用した
場合のカレー
361kcal 14.8g 19.1g 32.5g 1.6mg 6.16g 5.0g 2.3g
27%
カット
    66%
カット
  78%
カット
   
カレールウの原材料で一番多いのは『牛脂、豚脂、パーム油』などのいわゆる「飽和脂肪酸」です。
ルウを使わずカレー粉を使うことで飽和脂肪酸を大幅にカットすることができます。