ごあいさつ

臨床検査は、病気の診断や治療方針の決定に、重要な役割を担っています。患者様に安全で質の高い医療を提供できるよう、診療に必要な検査結果を迅速かつ正確に報告することを第一に考え日々の検査業務を行なっています。精度の高い検査を臨床現場に提供できるよう、2013年11月、臨床検査室の国際規格であるISO15189の認定を受けました。初回認定後もISOの維持に努めるなど、検査精度の確保に組織をあげて取り組んでいます。

検査部は、「採血室」「生化学検査室」「血液検査室」「尿一般検査室」「遺伝子検査室」「細菌検査室」「生理機能検査室」の各部門に分かれ、さまざまな検査を行なっています。

医療を取り巻く環境は日々変化しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行などの新たな課題が発生する一方で、臨床検査技術も日々進歩しています。日々の検査業務に加え、これらの変化に対応できるよう新たな検査も積極的に導入しています。COVID-19に対しては、迅速に診断が可能となるよう、抗原定量検査や遺伝子検査(PCR検査)を整備しました。また変異株が問題となった際には、変異株の検査体制を構築しました。

検査部のホームページでは、患者様や医療関係の皆さまに、臨床検査を身近に感じていただけるよう、各部門の業務内容を紹介しています。是非ご覧いただければと思います。

田辺 正樹

三重大学医学部附属病院
  検査部長・教授
   田辺 正樹

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