このたび、第21回日本救急医学会中部地方会学術集会を2018年12月8日(土)に三重大学医学部構内にて三重大学医学部附属病院 救命救急センターが主催する運びとなりました。救命救急医療・災害医療を取り巻く環境の変化や現場の多様化は著しく、最新の知識・情報を交換・発信する重要な会と考えております。今回この研究会を主催する身となり大きな責任を感じております。
 本学術集会のテーマとして『温故知新』を掲げ、これからの救命救急の責務を認識・実践できる学術集会となるよう、企画を誠意進めております。論語に記された「温故而知新、可以為師矣」(昔のことを研究してそこから新しい道理を得ることができたなら、その人は氏として仰がれる資格がある)と言う意味合いも含めテーマとさせていただきました。世代交代は目まぐるしく行われております。その中で現在までのことを学び、さらに新しい知見を得て将来若い方々にも多くの分野でその師となっていただきたいと言う願いです。
 今回は本年度から始まった専門医制度に伴い、専門医共通講習・救急科領域講習を企画しております。奮ってご参加ください。
 市民講座として吉田沙保里さんにも講演していただく企画もございます。
 現在鋭意準備を進めているところでございます。開催日に関しても変更があったり、当日も学内で様々な催しもあり、交通の便の悪いところではあります。さらにこのような会の開催には不慣れであり、不手際な面もあるとは思いますので学会終了までご指導ご鞭撻なにとぞよろしくお願いいたします。

第21回日本救急医学会中部地方会 総会・学術集会 会長
三重大学病院 救命救急・総合集中治療センター センター長・教授  今井 寛